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米航空会社「羽田空港発着便申請」で北米はどの程度近くなるのか

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2010/03/06 17:00

10月に完成する羽田空港4本目の新滑走路利用に向けて、米航空会社5社が発着便申請した。北米出張が多いビジネスマンにとってはどの程度負担が減るのだろうか。

 今年10月に4本目の新滑走路が供用開始となる羽田空港。これにより年間の発着枠が約11万回増加する。振り分けは国内線が約8万回、国際線が約3万回。これとは別に国際線は深夜早朝枠約3万回を決定し、計6万回を確保した。また先月には北米向け早朝深夜枠1日4便に対し、アメリカの大手航空会社5社(アメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空、コンチネンタル航空、ハワイアン航空)が、羽田-アメリカ間の新路線開設を米運輸省に申請した。

 この申請により、航空会社・深夜早朝枠の制限があるものの、北米主要都市に行く際は成田まで出向かなくてよいことになる。

 地方在住の利用者にとっては、一度羽田に降り立ち、成田に向かう二度手間が省けるし、これまで韓国の仁川空港から国際線に乗り継いでいた人が羽田を利用する可能性もある。もちろん北米からの観光客が増加することも必至だ。

 また東京在住の利用者とってはこの上ない朗報だ。「カリフォルニアへ出張が多いので、羽田から行けるようになれば便利になる」(39歳・会社員)という声があるように、忙しいビジネスマンにとっては、羽田利用による一番の恩恵は時間短縮となる。

 それでは具体的にはどの程度、時間節約になるのだろうか。単純計算では、東京丸の内から北米都市へ出張する場合には、移動手段が、電車・リムジンともに往復約2時間弱の時間短縮になることがわかる。

 時間短縮に加えて、行きはもちろんのこと、とくに帰りの長時間のフライトで疲れた身体の負担を考えると、羽田が利用できるのは魅力的だ。出張後、そのまま会社直行といった強行スケジュールでも羽田着なら成田利用よりも無理がない。さらに成田空港へは近隣住民への騒音配慮から深夜早朝便はないが、羽田空港では午後10時~朝7時までの時間帯の運行を実施し、24時間利用できる空港に。たとえば会社帰りの夜中に北米へ出発することも可能となる。

 実に30年以上ぶりに本格的な国際空港となる羽田にとって、2010年はメモリアルな年になることは間違いない。今後の羽田空港のさらなる発着便拡大、国際化・ハブ化への動きに期待がかかる。

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