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FX経験者が口にする「GFT系」とは何か
外資副社長が語った「世界での日本投資家のレベル」

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2010/03/12 13:00

FX取引をはじめていろいろな情報収集を進めると見聞きする「GFT」系とは何のことなのか。GFTが展開するサービスやその内容について、米国本社上席副社長を取材した。

「GFT系」とは何か

 FX業者というと外為どっとコムやひまわり証券などが大手として知られている。しかし日本にはこれらの企業を上回る規模で世界的にサービス展開するFX業者が進出している。それが世界100カ国以上の国でサービスを展開している「GFT」という企業だ。

 一般の投資家にとってはあまり馴染みがないかもしれないが、GFTはFX業界では「超」が付くほど有名だ。いくつかのFX業者で口座を開いている投資家だったら、しばしば「GFT系」という言葉を聞いたことがあるだろう。

 というのも同社は、複数の金融機関に取引システムを提供しているからだ。証券会社などの金融機関が自前でFXのトレーディングシステムを開発するのは、資金的にかなり負担がかかる。そこで、GFTのような企業が、これらの金融機関にシステムを提供しているのだ。もしかしたらあなたが現在利用しているFX業者もGFTのFXトレーディングシステムを採用している「GFT系」かもしれない。

 GFT系のFX業者の特徴は、取引手数料が無料で、スプレッドも狭く、さらに取扱い通貨ペアは128のラインナップを揃えているということ。そのためFXトレーダーの間でも中・上級者を中心に評価が高いが、実はこのGFT、システムを業者に提供するだけでなく、自らも直接個人投資家に対して、サービスを提供している。

GFTとGFT系は顧客の奪い合いにはならない?

 取引システムを提供しながら、自らも直接トレーダーにサービスを提供すると、システムを採用する「GFT系」のFX業者と顧客の奪い合いが発生しそうだが、この点を同社はどう考えているのだろうか。

 今回、MONEYzine編集部はこのような疑問を同社のトップにぶつける機会を得た。2月下旬にGFT米国本社の上席副社長アシュラフ・イービド氏が来日していたからだ。同氏は営業と事業開発部門の最高責任者で、開発現場や投資家のニーズにも詳しいという。

 イービド氏はGFTとGFT系のFX業者は、「良い意味で競争しあっている」と話す。

「同じGFTの取引システムを利用していても、それぞれの金融機関によってサービスの提供の仕方や考え方は異なります。たとえば、取引画面で、ダウ・ジョーンズ社による金融情報を提供するところがあれば、一方でロイターの情報を配信する会社もあります。自社のアナリストが毎日レポートを顧客に提供する会社もあるでしょう。それぞれが独自の方法で顧客に対してサービスを展開するので、同じ取引システムを採用しているとしても、会社ごとに顧客の求めるレベルや特性は変わってくるのです」

 その上でイービド氏は、GFTが直接トレーダーにサービスを提供する利点をこう説明する。「我々は金融機関にシステムを提供しているイメージが強いかもしれませんが、優れた取引システムを作るにはユーザーの反応を広く正確に収集することが重要です。ユーザーが実際にシステムを使う現場を知らずにシステムを作ることはできません。直接個人投資家にサービスを展開し、投資家の実態や要望などを知ることで、その後のシステム作りに生かすことができるのです」

 個人投資家の意見をフィードバックとして取り込むことで、現状のトレードシステムに改良を加えていくことで、取引システムを提供する事業にも好影響を与え、相乗効果を図る。収益も2本柱のほうが事業的に好ましい。

GFT系のメリットとは

 ところで、GFT以外にも金融機関や他のFX業者に取引システム提供する企業は何社か存在する。GFTと彼らを比較した時、GFT系にはどのようなメリットがあるのだろうか。(次ページへ続く)



 

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