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「こんなに頑張っているのに報われない」と嘆く個人投資家が今すべきこと

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Heyward[著]
2010/03/29 10:00

「こんなに頑張っているのに勝てない、また含み損だ」と愚痴をこぼすのが癖になってはいませんか。負ける原因、勝てる投資家になるにはどうしたらいいのかを、今回は御一緒に考えてみましょう。(バックナンバーはこちら)

敗因は「投資が下手」であるということ

「投資が下手」。これは投資家であれば最も言われたくない言葉ですが、結果がすべてなのが投資の世界。自身が設定した投資期間での結果がマイナスであれば、残念ながらこの言葉が当てはまってしまいます。

 投資が下手と言っても、人生観・投資スタンスは人それぞれで、どう下手なのか、なぜ下手なのかは一口では語れません。そして、どうすれば下手な投資から脱却できるのかは、さらに難しい問題です。

 これに対する原因と解決法は一口では語れないものの、以下に、下手な投資、負ける投資家の原因、その脱却法として考えられる主なものをいくつか挙げてみます。

基礎的知識の不足

 まず考えられることは、「基礎的知識の不足」です。チャートの見方が分からない、株式市場と債券市場、為替の関係性が分からない、など。これは致命的な問題ですが、努力次第で克服できる、最も単純な問題でもあります。高い投資書籍を買わずとも、図書館でもある程度の書籍は揃っています。投資初心者の方が最初に克服すべき、そして容易に克服できる問題と言えるでしょう。(参考記事:「投資本は難しいものから読むべし」)

心理的要因により、自ら相場での損失を引き寄せている

 高く買って、安く売る(参考記事:「投資初心者は、なぜ高く買って安く売ってしまうのか」)。難易度の高い相場と思っても、売買したい欲求を抑えられない、休めない(参考記事:「いつ休めばいいのかを知る投資家は少ない」)。市場の情報に振り回される(株価材料に鈍感過ぎたり、過剰反応を示し過ぎたり)、など。

 これらが、心理的要因により下手な投資の結果(負け)へと繋がる主なものでしょう。この克服には、経験(時間)を要することが多いのですが、相場への心構え、相場独特の思考法を訓練することで、解決できる問題です。

不適切な投資資金の設定

 仮に、投資の基礎的知識を持ち合わせ、株価変動、株価材料に惑わされず、定石通りに売買できるとしても、勝てるとは限りません。相場では突発的事象による株価急落(ショック安)、楽観に支配された急激な株価上昇というのが、年に数回起こり得ます。

 その際、ショック安時に投資資金がなければ買うことはできませんし、楽観に支配され株価が上昇している時に事前に相場に投資資金を投入できていなければ利食いができません。

 自身の人生観、収入・貯蓄に応じた適切な投資資金を設定し、投資スタンスを確立していなければ、相場から利益は得られないのです。相場での売買を考える以前に、「資産設計」という観点から相場を見る、投資資金を設定するということは、非常に大切なことと思われます。

投資が下手なのは、頑張り方を間違えているのかもしれない

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という、中学生でも知っている孫子の有名な言葉があります。しかし、相場の世界では、敵(相場)を知ろうとする投資家は非常に多いですが、己を知ろうと頑張る投資家は、なぜか少ないようです。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • Heyward(ヘイワード)

    本業絶不調のため、やむなく相場で食っている一個人投資家。
    「勝たなくてもいい・負けなければ。負けても負けの金額を限定すること!」をテーゼに先物相場で日々奮闘中。
    楽観的・魅力的な先物相場の見方は証券会社にお任せして、私からは先物の恐ろしさ、個人投資家が陥りやすい相場に潜む罠、相場に起こる事象の見方・解釈、相場に挑む際の心の持ちよう等々を、個人投資家ならではの、しがらみのない立場で、皆様にお伝えできればと思います。
    日々の相場概観、ザラ場リアルタイム情報はブログ「株と先物の勉強会」にて更新中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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