MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

4月以降の株式相場「堅調か、ボックス圏か」

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2010/03/30 09:00

大方の予想通り3月上旬以降の株式市場は底堅い値動きとなっています。ここで先の相場についていくつかのシナリオを考えてみました。(バックナンバーはこちら)

4月相場に備える?

 大方の予想通り3月上旬以降の値動きは限定されているものの、株式市場は底堅い値動きとなっています。「米国市場ほど力強さが感じられない」とか「2009年初めからの戻りが中国、インドに比べて少ない」というちょっと欲張り?な声もあるようですが、前向きな見方が増えてきたとはいえると思われます。

 とはいえ、日本株では「春高秋安」というパターンが何回も繰り返されてきただけに、「ちょっと先の相場シナリオ」を考えて投資するスタンスが個人的には賢明と思われます。そこで、ちょっと先の相場についていくつかのシナリオを考えてみました。

4月相場:堅調か、ボックス圏か

 4月に入ると2010年3月期決算に関する業績観測や業績修正報道が注目される可能性があります。2009年3月期に比べれば深刻な業績不振は減り、大幅回復となる企業が多いことは予想されます。しかしながら次期の予想に関しては、2008年のクラッシュを乗り越えてきた経営者の心理を考えると慎重な次期予想が多くなるようにも思われます。

仮に新規投資資金の日本株への割り当て等で新規の買いが増える一方、期末の売り要因がなくなれば、今年も4月相場が堅調となる可能性もありえます。このシナリオに沿って投資するのであれば、数週間程度保有することを前提に、満期が長めの日経平均コールやTOPIXコールに投資することが有効と思われます。

一方、企業側の慎重な業績予想で投資家も強気の見方を引っ込めると考えるのであれば、4月もそれほど相場が動かないということも考えられます。こう考えるのであれば、ピン価格が現在の日経平均価格に近いニアピンeワラントを現時点で購入することも一案と考えられます。

上海万博と5月連休:調整懸念?

 5月1日の上海万博開催が、「中国経済のバブル調整の始まりとなる」という意見が散見されるようです。更に、ちょうどこの時期は日本株も一休みすることが多いと言われる日本の5月連休と重なっています。

 仮に、中国株に調整の兆しが見られ、「日本株もとりあえず手仕舞って様子見」と考える投資家が多くなれば、実際に日本株が調整することもありえると思われます。仮にこの相場シナリオに沿った値動きとなると考えるのであれば、日本株、中国株ともに4月下旬ごろには買いポジションを減らし、日経平均プット、ハンセン指数プット、ハンセンH株指数プットの利用を考えることも一案と思われます。

参議院選挙の行方:投資家としての視点で見る

 5月から6月頃になると、第22回参議院選挙の動向が相場のテーマになる可能性があると思われます。メディアの注目点は、おそらく「与党が単独過半数を取ることができるか」、「連立与党で過半数を維持し、連立が継続されるか」、あるいは「与党が過半数を失い予算以外法律が通らなくなるか」となると思われます。

 どれが良いとは立場によって異なるので一概には言えないと思われますが、日本株への(買いポジションでの)投資という観点に立てば、「円安・株高」となる相場シナリオがおそらく概ね好ましい結果となるのではないかと思われます。なお、一般論で言えば、産業重視、投資奨励、超金融緩和、財政出動、減税、円安誘導等が投資家フレンドリーということができます。

 次に将来予測から過去にテーマを変え、2008年半ばから盛んにメディアで用いられている「100年に一度の危機」とは本当だったのか検証してみましょう。(次ページへ続く)


  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

All contents copyright © 2007-2021 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5