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【デイトレ・株】相場のオーバーシュートを収益化する方法

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2010/04/08 09:00

 東京株式市場が上がりやすい状態にあり、過熱相場となる可能性もある。そうなった場合、デイトレーダーは必ず収益化したい。天井の見極め方と、狙うべき銘柄の条件を取り上げよう。

信用需要が改善 東京株式市場は上がりやすい状況に

 3月26日時点の信用評価損益率はマイナス6.89%と、前週比でマイナス幅が0.73ポイント改善した。改善は8週連続で、09年6月12日申し込み時点のマイナス5.55%以来の水準まで回復した。信用買い方の気分が8週連続でいい感じになっていることがわかる。

 一方、26日申込時点の信用取引の買い残は、前週から373億円減少し1兆4,692億円となった。減少は4週連続で、1月15日時点の1兆3,522億円)以来の低水準にまで減った。信用売り残は264億円増加し、8,250億円と、4週連続で増加した。

 相場全体が上昇する過程で、将来の売り予約である買い残が減り、買い予約である売り残が増加している。信用需給は日を追うごとに改善している。このような状況になると、東京株式市場は下がりにくく、上がりやすい状況になってくる。

騰落レシオ(25日移動平均)にもう1つ、テクニカル指標を加えよ

 ところで、4月2日時点の騰落レシオ(25日移動平均)は、日経225が158.44%、東証一部が159.68%にまで上昇した。通常これが120%を超えると過熱、買われ過ぎといわれる。その意味では、現状の東京株式市場は「超過熱」といえるだろう。

 だが、ここで考えなくてはならないのは、騰落レシオは、一般的に、(25日間の値上がり銘柄数の合計)÷(25日間の値下がり銘柄数の合計)×100、で算出されることだ。つまり、出来高・ボリュームを考慮していないのだ。

 通常、株価のピークと出来高のピークは一致することが多い。しかし足元では、出来高の急増は確認できていない。よって、騰落レシオが超過熱しているから、「売り」と安易に考えるべきではない。

 デイトレーダーは、価格だけに注目するにしても、少なくとも、もう1つのテクニカル指標を加えて、相場全体の天井を認定するべきだと思う。

 そこで、私がお勧めしたいのが、以下の2つだ。

  1. 日経平均のボリンジャーバンド25日移動平均線プラス1シグマ割れ
  2. 日経平均の5日移動平均線割れ

 つまり、騰落レシオが120%を超えたのに加えて、上のどちらかの条件を満たしてはじめて、目先の天井認定をするということだ。

相場は得てしてオーバーシュートするもの

 相場というものは、得てしてオーバーシュート(行き過ぎ)するものだ。また、その行き過ぎた局面こそ、売りでも買いでも、もっとも美味しいことを覚えておきたい。足元の相場は上昇相場なので、上昇相場を例に考えてみよう。

 多くの投資家は想定の範囲での値動きなら、売りでも、買いでも冷静に対処できるものだ。しかし、想定の範囲を超えた上昇が発生すると、とたんに冷静ではいられなくなり、狼狽し、理性的な判断が不能になるものだ。

 上昇相場においては、冷静さを失う状態に陥るのは、時間の経過と共に評価損が膨らむ売り方ということになる。通常、売り方は以下のような理性的な判断で、空売りを行っていると推察される。

  1. こんな業績の銘柄がこんな高い株価を維持できるはずがない
  2. こんな短期間で急騰したのだから少なくとも目先は株価は下落して調整するはず
  3. 取引所が増し担保規制をした、もしくは、証券金融会社が売り禁を発動したから下落するだろう

 これはこれで、一理あるのだが、上昇相場ではこれが仇になるケースが多々ある。つまり、通常の相場なら一服するケースで、実際の相場では株価がグイグイ上がっていってしまうという事象の発生だ。

 これが起こると、多くの売り方は冷静さを失う。空売りは理論上、損失は無限だ。もちろん実際、永遠に上がり続ける株があるわけではない。しかし、投資家の投資元本は有限であり、さらに、通常はレバレッジをかけている。このため、許容できる損失が存在するのだ。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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