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はみ出し銀行マンの投資相談室 Vol. 32
「今家を買わないと後悔するでしょうか?」

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2010/04/21 10:00

はみ出し銀行マンの横田濱夫氏が、悩めるMONEYzine(マネージン)読者の投資相談に答えます。投資相談 Vol. 32は、「住宅の買い時がわからない」と悩む男性の方からの相談です。(バックナンバーはこちら)

今月の読者からの投資相談 Vol.32

 来年あたり、贈与の1000万円非課税を利用して家(マンション)を買いたいと考えているのですが、インターネットを見ると「今が買い時」「まだまだ底はある!」といったなんともどっちつかずで評価しにくい状況にあり困惑しています。そこで自分が今が買い時と判断してマンションを買いたいのですが、どのような指標を利用して、その状況を判断するのがオススメでしょうか? 一度お話しする機会のあったファイナンシャルプランナーには「日経225が13000円位かなー?」と助言をいただきましたが、どうもしっくりきません。電気会社の販売電力量なんかも推移を見ていたら景気がわかって面白いんじゃないかなんて言われてたのですが、どこをどう見たらいいのかわからず困惑しております。横田さんのオススメをご教示ください。(会社員 男性・30歳)

はみ出し銀行マン・横田の答え

 ご質問者が「贈与の1000万円非課税を利用して」というのは、もうちょっと詳しく説明すると「一般の非課税枠110万円とは別に、住宅取得のための贈与にかかわる非課税枠が、平成21年度は500万円だったのが、平成22年度は1500万円、平成23年度は1000万円に拡大される」というものだよね。

 たしかにそうした制度を利用したい気持ちもわかる。「お得だ」と一見、思えるから。でも実はそんな小さな問題はどうでもよかったりする。肝心の住宅価格がちょっと値上がりするだけで、税制上のメリットなんか簡単に吹っ飛んじゃうからだ。

非課税枠って本当にお得?

 例えば、住宅の非課税枠が500万円だった時に1000万円の贈与を受けた場合、課税対象部分の500万円にかかる税金は85万円(500万円×税率30%-控除額65万円)。
 それに対し、非課税枠が1000万円に拡大されれば、税金は0円となる。つまりその差は85万円だ。

 一方、購入を予定していた3000万円のマンションが、3500万円に値上がりするなんてことはザラだろう。迷っているうちに、4000万円になっちゃった、なんてことも珍しくない。

 不動産価格がいったん値上がり基調となったら早い。先週まで150円だったキャベツが、今日スーパーの店頭を見たら300円円になっていた、というようなもんだ。

売れないからこそ安く買える

 つまり言いたいのは、あんまり税制上のメリットなんか考えず、思い切って安い時に買っちゃった方が結局はお得だよ、ということだ。

 じゃあはたして「今が買い時か?」「十分、底を打っているか?」という問題になるわけだ。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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