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日本電産、業績回復で給与カット分に1%の利子をつけ臨時ボーナス

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2010/04/18 10:15

 精密モーター最大手の日本電産が、業績回復に伴い昨年の給料カット分について、1%の利子を上乗せして社員に返上していたことがわかった。

 日本電産は精密小型モーターの開発・製造において世界一のシェアを誇る日本を代表する企業の1つ。創業者であり現社長の永守重信氏はビジネス誌などにも頻繁に登場し、強烈なカリスマ性を持つことでも知られている。

 効果的なM&Aを積極的に進め、企業規模を拡大させてきた同社だが、しかしここ数年は金融危機による世界的不況の影響で、急激に業績が悪化し、昨年には国内グループ会社の1万人を対象に、一時的な賃金カットに踏み切っていた。

 だが、その後生産工程の見直しを行うなど、得意のコスト削減・合理化を進め、昨年10月からの3ヵ月は、過去最高益を更新するまでに業績が回復している。

 電気自動車関連のモーターなど、新しい分野の受注も好調なことから同社は賃金カットを解除し、3月末に本体の社員約1600人に対し、臨時ボーナスとしてこれまで給料カットした賃金分について、年額1%の利子を上乗せして社員に返上したという。

 本体同様に賃金カットを実施したグループ企業についても、業績回復度合いを踏まえて今夏の賞与に上乗せするなどして相当額を支給する予定だ。同社はM&Aを積極的に行うことでも有名だが、買収した企業の社員の雇用を守ることも重要視している。今回のV字回復は社員が率先してコスト改善に取り組み、経営陣の期待に応えた結果とも言えそうだ。

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