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「CBSドキュメント」復活の理由
打ち切りの反響大きく視聴者の声が局を動かす

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2010/04/29 13:30

3月まで20年もの間、TBSで放送されていた『CBSドキュメント』が復活を求める視聴者の声に押される形で、CSで復帰することになった。

 2010年3月まで20年もの間、TBSで放送されていた『CBSドキュメント』が先月打ち切りになったものの、復活を求める視聴者の声に押される形で、わずか1ヵ月でニュース専門チャンネル「TBSニュースバード」で復帰することになった。

『CBSドキュメント』は米国の大手放送局CBSで厳選された海外ドキュメンタリーを英国人ブロードキャスターのピーター・バラカン氏の解説で放送する人気番組。米国を中心とした海外の政治や経済、文化を扱い、質の高い番組作りが日本人にも支持され、20年を超える長寿番組だった。

 しかし深夜番組ということで視聴率はふるわず1%強程度で、最近では他局のバラエティ番組に押されていた。広告不況の影響もあり、昨年に初の赤字に転落してしまったTBSも、スポンサーがつかない番組を存続できる余裕はなく、今年3月にやむなく同番組を打ち切り、バラエティ番組に切り替えることとなった。

 しかしTBSが驚いたのが、視聴者の反響。存続を求める電話やメールが連日のように視聴者センターに届き、ネットでは一部の視聴者が中心となって番組復活を求める電子署名活動も実施された。大手SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のフェイスブックではバラカン氏もメンバーとなり番組の復活を希望するグループが結成された。

 バラエティ番組やクイズ番組ばかりのテレビに嫌気を感じる視聴者も少なくない中、ビジネスマンを中心に海外の医療問題や政治の裏側に深く切り込んだ貴重なドキュメンタリー番組を重宝していたユーザーは多く、こうした視聴者の反響にTBSも番組の存続を検討し、地上波ではないものの、CS放送で『CBS60ミニッツ』として復活することになったのだ。

 番組は今月14日からすでにスタートしており、隔週水曜午後11時から放送されている。解説役はもちろんバラカン氏だ。

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