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キッコーマン(2801) 海外しょうゆ事業の成長ポテンシャルは大きい

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2010/04/30 15:00

<海外しょうゆ事業は成長軌道に復帰>
リーマンショックの余波で落ち込んだ北米・欧州のしょうゆ販売数量が10/3期2Q(7-9月)から上向きに転じ、その後も前年を上回る推移が続いている。再び成長軌道に復帰したと見られる。このためTIWでは、11/3期以降の業績は若干の振れがあっても、趨勢として拡大傾向が継続する可能性が高いと考える。株価は海外しょうゆ事業を軸にした成長力を織り込むかたちで緩やかに上昇しよう。海外しょうゆ事業は、アジア中間層からの需要増が期待されるほか、中東欧・ロシア、南米など新規市場でも拡大余地がある。
<10/3期は豆乳の好調が目立った>
10/3期は、売上高2,856億円(前期比31%減)、営業利益210億円(同4%増)となった。大幅減収となったのは、コカ・コーラ事業が連結対象から外れたため。営業利益に影響を与えた特殊要因(円高▲11億円、会計処理方法の変更+18億円、コカ・コーラ事業売却▲25億円)を差し引けば、実質14%の増益だった。好調が続く豆乳事業の利益貢献が大きい。海外しょうゆ事業は、北米・欧州が復調。販売数量はすべての地域でプラスを確保した。
<11/3期も増益を確保しよう>
同社は11/3期の営業利益を前期比0.5%増とわずかの増益で計画。但し、前の期に利益上積み要因となった会計基準変更の影響等を勘案すれば、実質2桁の増益である。TIWでは北米しょうゆ販売の前提(102%)を保守的と考えるが、全体としては概ね妥当な計画と判断する。リスク要因は、想定レート(1ドル90円)を上回る円高の進展。なお、足元は想定よりも円安で推移している。
(西村 尚純)

【提供:TIW

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