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シャープ(6753) 前期着地、今期予想共にサプライズはない。TVと携帯は意欲的な計画

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2010/04/30 15:00

<サプライズのない決算内容>
10/3期業績は、売上2兆7,559億円(前の期比3%減)、営業利益519億円(前の期は554億円の赤字)とほぼ想定線での着地。11/3期営業利益予想は1,200億円(TIW従来予想1,100億円)とやや強めながらサプライズはない。今期のテレビの販売計画が前期比47%増の1,500万台、携帯電話が同30%増の1,370万台と意欲的な数字。テレビは足元で好調な海外からの引合い、携帯電話は米Microsoftと組んでスマートフォンを投入することが強気の前提とみられるが、当面の売行きを注視する必要がある。大型液晶でのアップサイドの余地、太陽電池の中期成長ポテンシャル等を考慮すれば、株価には依然上値の余地がありそうだ。
<4Qの太陽電池の収益性はやや物足りない印象>
4Q(1-3月)の太陽電池は247MW(メガワット、前四半期比13%増)と過去最高の生産量ながら、営業利益は26億円(利益率4%)とやや物足りない印象。今期は52%増の1,200MWの計画であるが、薄膜型の需要や生産動向に注目。液晶は7月に堺工場の能力拡張を前倒し実施する大型液晶が貢献する形で、今期営業利益は前期比ほぼ4倍の430億円を見込む。中小型は上期までは厳しいが、下期はゲーム機用などの3Dパネルが寄与し、通期で若干の黒字転換の前提。今期のTIW業績予想は会社計画線に一旦修正するが、取材後に必要あれば見直したい。リスク要因は、液晶パネルの需給/価格動向、薄型テレビの競争激化/価格下落、堺新工場の順調な立ち上がり、その他には為替など。(服部 隆生)

【提供:TIW

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