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ギリシャ問題でデイトレーダーはどう動くべき?
金融機関の損失確定まで「大底」はない

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2010/05/14 09:00

 ギリシャ問題で相場が下落している。とはいえ、デイトレーダーの戦略「勝ち馬に乗る」は変わらない。状況を見極め、機敏に対応すればよい。

デイトレーダーの戦略はただ1つ「勝ち馬に乗る」こと

 ギリシャ発の混乱が混迷度合いを深め、世界の株式市場は下落基調を鮮明にしてきた。まあ、当コラムの前回号で、「調整局面では空売りをするべし」と紹介していたので、多くのデイトレーダーは、今回の下落を上手く収益化できたことと思う。

 確かに、空売りは利益が限定され、損失は理論上無限だ。一方買いから入れば、利益は理論上無限で、損失は限定される。それだけに、多くの投資家は、買いを好み、売りを敬遠するのだろう。

 しかし、上がり続ける相場はないし、下がり続ける相場もない。そこで、デイトレーダーは、相場がどっちの方向にいくのかを常にウオッチし、動く方向に素直についていけばよいと割り切ることが重要だ。

 相場とは、結局のところ売り方と買い方の戦争だと思う。買い方が勝てば上がるし、売り方が勝てば下がるのだ。なお、買い方が勝利した場合でも、売り方が白旗を揚げればいったんその戦争は終了だ。つまり、いったんは「天井」を付ける。逆に、買い方が白旗を揚げれば、相場はいったんは「底」をつける。結局、相場とは、永遠にこれを繰り返しているということなのだろう。

 その前提で、デイトレーダーは常に戦況を見つめ、状況を正確に分析・判断しなくてはならない。戦略はただひとつ、「勝ち馬に乗る」ということだ。デイトレーダーは自分が買い方だの、売り方だの考える必要はない。売り方と買い方の勢力が五分五分のときは、どちらにも味方してはならない。つまり、ポジションを取るべきではない。

 だが、ひとたび戦況が動いて、たとえば売り方が有利となるやいなや、迅速に、空売りをして売り方の一員に加わり、弱った買い方の白旗を見届けるまで、売り方の一員としてセッセッセと収益を稼ぐことに勤しむべきだろう。

 なお、有利に戦争を進めている売り方であっても、デイトレーダーは、買い方の思わぬ反撃も想定しておかねばならない。その判断基準は、私は「5日移動平均線」だとみている。つまり、下落基調だった株価が5日移動平均線を上回ったら、それまでの売り方有利の戦況ではなく、買い方の反撃が始まった可能性を意識するべきだ。この段階ではデイトレーダーは、いったん、売り方でも買い方でもなく、ポジションを手仕舞い、単なる相場の見物人になっておくべきだ。

 そして、下降していた5日移動平均線が上昇に転じるようなら、買い方に加担する。逆に、再び、5日移動平均線を割り込み、売り方有利と判断したならば、空売りで売り方の一員となるという具合だ。このように、デイトレーダーは、常に、勝ち組に入る努力をしなくてはならない。(次ページへ続く)


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