NYダウは夜に短期売買するのに向いている
「忙しくてじっくりトレードする時間がない。短時間で稼げる方法はないの?」という人におすすめなのが、経済指標の発表時を狙って取引をする方法です。
CFDには色んな銘柄がありますが、中でもNYダウは人気で夜に売買するのに向いています。アメリカの経済指標の多くは21時~23時にかけて発表されるため、日中は時間の取れないサラリーマンでもNYダウなら帰宅後に取引することができます。
そこで、今回はアメリカの重要経済指標をチェックしたいと思います。予想外の結果が出た場合は数分間に大きく変動する場合があるので、指標発表日は短時間で利益を出すチャンスです。

経済全体に関する統計‐GDP
GDPは「Gross Domestic Product」の略で国内総生産とも呼ばれます。一定期間に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の合計額を示し、その国全体の経済を表すものです。国の経済を総合的に把握する時に使われます。
1-3月、4-6月、7-9月、10-12月と四半期ごとに前年と同じ時期と比較してどれくらい増減したか公表されます。「第1四半期のGDPの速報値は季節調整済みの年率換算で前期比3.2%増となった」といったように伝えられます。毎月25日あたり、日本時間21時30分に発表されます。
金融政策の動向‐政策金利
政策金利は中央銀行が民間の金融機関にお金を貸し出す時に適用される金利です。政策金利が引き上げられると銀行は多くの利息を払う必要があるため、民間の銀行が企業に貸し出す金利も高くなり、その結果、企業が設備投資に消極的になったり個人が住宅を購入するのを控えたりします。
利上げすると景気を冷やすことになるので一般的には株価が下がり、利下げすると株価が上昇します。「政策金利を0~0.25%に据え置くと決めた」といったように伝えられます。6週ごとに年8回、日本時間3時15分に発表されます。
次に雇用統計の中で最も注目される「失業率」と「非農業部門雇用者数」の発表のタイミングと分析の仕方について見ていきましょう。(次ページへ続く)