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カシオ計算機(6952) DSCの会社計画は意欲的ながら基盤事業が保守的で、全体の下振れ懸念は軽減

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2010/05/28 15:00

<株価の割高感が一歩後退>
現在の株価は、来期TIW予想PERが16.8倍。最近の株価調整により割高感は一歩後退してきた。DSC(デジタルカメラ)の中期的な収益シナリオが描けない現状では強気に転じるには時期尚早と見る。しかし、赤字の携帯電話と小型液晶パネル事業の連結除外に加えて、DSCも販売計画自体は意欲的ながら損益改善の方向性は掴めたとTIWでは判断。
<前期は赤字事業を高収益事業で相殺できず>
10/3期業績は、前の期比17%減収、293億円の営業赤字。携帯電話、DSC、小型液晶パネルの3事業で500億円を超える営業赤字を、電卓、電子辞書、時計など高収益の基盤事業の利益で相殺しきれずに赤字が残った格好だ。
<今期DSC黒字化のハードルは高そう>
今期のDSCの販売計画は前期比29%増の760万台、平均売価もほぼ前期並み、若干の営業黒字転換を同社では見込んでいるが、達成のハードルはかなり高そうだ。ただ、販売台数を無理して追わず採算重視姿勢を貫けば、営業赤字額を前期の半分以下に抑えることも可能とTIWでは考える。同社は電卓、電子辞書、電子楽器などの収益を保守的に想定している模様で、これらがDSC未達のバッファーとなることにより、利益計画を大幅に下回るリスクは軽減されると予想。(服部 隆生)
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【提供:TIW

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