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【デイトレ】今回の戻り相場で狙うべき銘柄はこれだ
iPadなどテーマ株取り扱い時の注意事項

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2010/06/04 09:00

 日経平均がわずか2ヵ月弱で17.64%下落しし、信用買い残が増加している。この状況で狙うべき銘柄は何か、そしてテーマ株をどう扱うべきか述べる。【バックナンバーはこちら】

個人投資家は押し目買いに 底入れしても反発力は鈍い

 日経平均は4月5日の11408.17円を高値に失速し、5月27日には9395.29円まで下落した。わずか2ヵ月弱で、下落幅は2012.88円、下落率は17.64%に達した。

 一方、5月21日申し込み時点の信用取引の買い残は、前週から513億円増加し、1兆9635億円だった。増加は6週連続で、9ヵ月ぶりの高水準に積み上がった。逆に、売り残は4週連続で減少し、717億円減少して6569億円だった。

 下げ相場で、将来の売り予約である信用買い残が増加している。個人投資家が押し目買いを入れた結果だ。逆に、将来の買い予約である売り残が減少傾向だ。

 このような状況から、デイトレーダーは、仮に、日経平均が9395.29円で目先の底を入れたとしても、反発力は鈍そうだとみておく必要があるだろう。

鈍くとも戻り相場は期待できる ただし戻りメドは慎重に

 もっとも望ましい形は、日経平均が急落するにつれ、将来の売り予約である信用買い残が急減し、逆に、将来の買い予約である売り残が急増するというものだ。一般的に、相場の底入れは、信用買い方の追証絡みの投売りがピークアウトしたことで実現する。同時に、さらなる下落を期待した空売りも増加しているものだ。

 しかし、今回はそうはなっていない。これでは、仮に投資環境が落ち着いたとしても、売り方の損失覚悟の買戻しは期待できない。むしろ、戻れば売りたいという信用買い方の売りが上値で待ち構えていると、警戒しておく必要がある。

 日経平均でいえば、4月5日高値から5月27日安値までの下落幅の三分の一戻しは10066.25円、38.2%戻しは10164.21円、半値戻しは10401.73円、61.8%戻しは10639.25円だ。これらの数値は、多くの投資家が戻りメドとして意識している数値だ。

 もし今回の下落過程で、信用買い残が急減し、売り残が急増していたら、61.8%戻しはもちろん、全値戻しを期待しても罰は当らないだろう。しかしまったく逆に、信用買い残が増えているのだ。このため、戻りメドは慎重に、三分の一戻しや38.2%戻しがいっぱいいっぱいかなと、みておく必要があるのだ。

 仮に、今後の戻り過程で、信用買い残が減少傾向をたどれば、信用需給が改善するため、戻り余地は拡大する。しかし、そうではない限り、上値に関して過度の期待は抱くべきではないだろう。いずれにせよデイトレーダーは、急落後の信用需給が改善したかどうかを確認し、戻り相場が力強いものになるどうかを判断することが重要だ

 だが、さすがに2ヵ月弱で日経平均は17.64%も急落したことも事実だ。これからさらに悪材料が出てくれば別だが、そうでなければ、仮に上値余地は乏しく、上昇の勢いが鈍いとしても、多少の戻り相場の出現は期待できるだろう。(次ページへ続く)


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