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はみ出し銀行マンの投資相談室【番外編】
「リバランス投資法について詳しく教えて」

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2010/06/15 10:00

はみ出し銀行マンの横田濱夫氏が、悩めるMONEYzine(マネージン)読者の投資相談に答えます。今回は番外編です。「リバランス投資法についてもっと詳しく」という読者の要望に横田氏がこたえました。(バックナンバーはこちら)

今月の読者からの投資相談 番外編

 これまでに寄せられたご質問
1. 何年間ぐらい続ければ効果が出るものなのか?
2. 最初の投資割合(資産配分)は、どのように決めたらいいですか?
3. 記事中の「例」では、日本株式や外国株式を配分に入れていますが、具体的には個別株がオススメですか? あるいは他の商品ですか?
4. 自宅を保有しているか否かで、投資割合の内容は変わってきますか?
5. いくらぐらいの資産があれば、リバランスは有効ですか?
6. 性格などで向き不向きはありますか?

はみ出し銀行マン・横田の答え

 前回の投資相談Vol. 33「面倒臭がり屋でも勝てる投資法ありますか?」掲載の後、何人かの方からご質問をいただきました。そのほとんどは「リバランスの手法をもっと詳しく教えてほしい」というもので、まあたしかにあれを1回で説明するには、少々無理があったかもね。

 みなさんのご質問を要約するとだいたい前述のような感じ。なので、今回まとめて、それらにお答えするといたしましょう。

1. 何年間ぐらい続ければ効果が出るものなのか?

 何年間ぐらい続ければ効果が出るものなのか? この質問に対する答えは、基本的に長ければ長いほど効果が出ます、というもの。3年よりは5年。5年よりは10年。10年よりは20年続けたほうが、大きな効果が期待できます。

 もともと「高くなったものを売り(利益確定し)、安くなったものを買い増す」という手法だから、株でもなんでも、投資対象が値上がりと値下がりを繰り返してくれたほうが都合がいい。それには一定の期間が必要で、当然、長くなるにしたがって利益チャンス、利益の源泉機会が増えるわけです。

 ただ1点、気をつけて欲しいのは、前回も書いたけど、あまり頻繁にリバランスしちゃいけない、ということ。半年に1回なら半年に1回、1年に1回なら1年に1回を、絶対に守る。リバランスする日も、何月何日という、当初決めた日以外には絶対にやらない。それをいったん崩しちゃうと、リバランスの科学的有効性を否定することになってしまうので、念のため。

2. 最初の投資割合(資産配分)は、どのように決めたらいいですか?

 次の質問「最初の投資割合(資産配分)は、どのように決めたらいいですか?」に移ろう。この手法はいろいろな投資対象「アセットクラス」の値動きの違いを利用したものなので、分散投資が基本になります。

 値動き(出っ張り、引っ込み)の違いは、日本なら日本という同じ国のものだけを対象にするより、世界各国に目を向けたほうが大きい。したがって、国際分散が有効です。

 具体的には主要な地域として、日本・アメリカ・ヨーロッパに加え、もし投資資金に余裕がある人なら、そこへBRICsを加えておけば十分でしょう。

 それぞれの地域の中の、株式・債券・不動産の値動きは違うので、できたらどれも抑えておきます。せっかく国際分散しておいても、その対象が株式だけだったりすると、世界同時株安になった時など悲惨で、せっかくのリバランス機能も有効に働きません。

 あとはその人それぞれの事情・環境があるでしょうね。巷にあふれる投資の教科書などで「お金持ちは大きなリスクをとってもかまわないが、貧乏人は大きなリスクはとっちゃいけない」「一般的に若い人ほどハイリスクが可能で、高齢になるにつれ、ローリスクに移行すべき」というのを読んだことがあると思います。

 実際そのとおりで、あんまりそこから逸脱しちゃうのは、もともとクールで科学的なリバランス投資法とは、相容れないものがあります。あまり面白みはないかもしれないけど、「中庸」な投資配分こそオススメじゃないでしょうか。

 では次の質問に移りましょう。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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