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なぜ今、「鉄道ブーム」か
鉄道映画から、鉄道模型付きのホテルまで

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2010/06/26 18:00

 大手家電メーカーの経営企画室長 筒井肇は、取締役への昇進が内定するなど、出世街道をひた走る、社内エリートだった。そんな彼のもとにある日、故郷の島根に住む母が倒れたという一報が入る。さらに親しくしていた同僚が、自動車事故で命を落とす。こうしたことがきっかけとなり、家庭を顧みず、仕事一筋だったこれまでの人生についてあらためて考え直した。そして選んだのが、子供の頃から抱いていた「一畑電車の運転士になる」という夢だった……。

 これは、現在公開中の映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」のストーリーだ。主演を務める俳優の中井貴一さん(48)は6月19日、自分が撮影したSLの写真を大臣室に飾るほどの「撮り鉄(鉄道写真を撮ることに情熱を燃やす、鉄道ファン)」といわれる、前原誠司国交相(48)を表敬訪問するなどして、話題にもなった。

 こうしたストーリーの映画が制作された背景には、今「鉄道ブーム」が広がっていることが挙げられる。マナーの悪い一部の鉄道ファンが、撮影のため線路敷地内に立ち入り、非難を浴びたりもしているが、なぜそこまで人々は「鉄道」にのめりこんでしまうのだろうか。

 鉄道ファンは昔からいた。ただ、オタクというイメージが強かったこともあり、あまり話題になることがなかった。ところが最近では、秋葉原を中心にした「オタク文化」が脚光を浴びるなど、オタクのイメージは変わり、若い女性の鉄道ファンも増えている。今は胸を張って「鉄道が好き!」と言えるようになったのだ。またこのところの不景気もあり、あまりお金を使わずに楽しめる「鉄道」が趣味として、脚光を浴びているのだろう。

 秋葉原ワシントンホテルは6月15日から、部屋の一角に鉄道のジオラマ(立体模型)を設置した「鉄道ルーム クハネ1304」を開設し、話題を集めている。ジオラマでは、秋葉原ワシントンホテルを中心とした秋葉原の街並みや東京タワーを精巧に再現したという。料金は平日で1泊2万3000円、土曜・休前日は1泊2万5000円。予約はインターネットのみで、すでに7月、8月と予約が埋まりつつある。鉄道ファンは、予約を急いだ方がよさそうだ。

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