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為替市場の「クセ」のまとめ

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2010/07/02 09:00

為替市場にはクセがある。試合前のグランドコンディションに気をつけよう。無理してデイトレをしなくてもいい時もあるのだ。(バックナンバーはこちら)

FXやるなら知っておきたいこと

 為替相場には景気指標などのファンダメンタルズ、政治、様々なニュースで相場観を作る以前に時間ごとの、日々の、週の、月の実需による需給がある。

 野球で言えば試合を始める前のグランドコンディションをチェックするようなものだ。マージャンで言えば洗牌が終わって配牌をみるようなものだ。

 株や金利と異なり、為替の取引はより日常生活に密着しているのであり、その日に発表された経済指標がどうであろうと、相場水準がどうであろうと取引しなければならないものがある。それをつかまずして相場の動きは把握できない。

 それぞれクセがあるので熟知して取引に入る前の準備で確認して効率のよいものにしてほしい。需給の表(週月年を添付)で曜日と月の欄で○をつけた所はドル買い(外貨買い)が強い傾向を示している。

東京市場での需給のクセ

 為替を少し経験すると朝10時前後にドルが強含むことに気づく。
(実際90%以上仲値決定時刻はドルの需要超となる。いわゆる外貨の不足状態で、その逆は余剰と言う)

 顧客向けの公表相場の決定する時間である。この時間のドル円相場の出合いを基にその日の対顧客相場が決定する。輸出入、外国送金、両替等々の何十種類の為替相場が決められる。日本の銀行の最も忙しい時間帯である。

 銀行の窓口に行けば公表相場表というものが置いてある。為替相場、先物相場、金利、米国ポステッドBAレートなどが考慮されて決定される。見るだけで為替相場の勉強となるのは間違いない。これを理解、説明できれば為替の仕組みの勉強はひとまず終わりである。

 さて日本は経常黒字国なのになぜドルがその仲値の時点で上昇するのだろうか?(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 野村 雅道(ノムラ マサミチ)

    1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。1982年ニューヨーク支店にて国際投資業務、外貨資金業務、外国為替業務に携わる。1985年帰国後、本店にて外国為替チーフディーラーとして活躍。1987年ファーストシカゴ銀行へ転出、スイス銀行を経てBNPパリバ銀行外国為替部市場部長。東京外国為替市場の中心として活躍した。現在は、FX湘南投資グループ代表(FSIG)ならびに専修大学、中京大学講師。テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。著書に『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 』(講談社+α新書)など。執筆中のブログ「ID為替研究所」「ID為替レポート」「野村雅道と楽しい投資仲間達」も人気。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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