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今回の参院選結果から浮上した注目銘柄
【日経新聞の読み方】第24回

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2010/07/21 09:00

まいど! 相場の福の神・藤本誠之です。今回は参議院選の結果が株式市場に及ぼす影響などについて考えてみます。(バックナンバーはこちら)

妥協案が銘柄に効く

 先の参議院選では、私・藤本としては「民主大敗」というよりも、「自民党が予想外に議席を確保した」という印象が強かったのですが、皆さんはどのように感じましたか?

 いずれにせよ、衆議院は与党優勢、参議院は野党優勢とねじれてしまったため、今後の国会は強制採決がしにくい、つまり「決めにくいことを強引には決められない」という状態になりました。となると、財政再建や普天間問題は先送り。

 とはいえ何も決まらないという状態では、日本は止まってしまいます。そこで、野党自民党としては、なんでもかんでも反対していればいいという立場もとれないので、大半の人が賛成しやすい問題では妥協してくるに違いありません。すなわち、今後しばらくは「まずは景気回復が先決」ということで、景気刺激策がどんどん決まっていくことになりそうです。

 となると、麻生さんの置き土産の政策ではありますが、わかりやすく「モノを買ったら得をする施策」=現行の「エコポイント」と「エコカー減税」を今後も続けましょうということになるんちゃうかな、というのが相場の福の神・藤本の先読みです。

 エコポイントは、現在のテレビ、冷蔵庫、エアコンのほかに、洗濯機やあるいはエコキュート、エコジョーズなどの住宅設備機器にまで範囲が広がるというのもアリなのでは。また、エコカー減税も期間延長か、内容を少し変えるのかはわかりませんが、何かしらの形で続くと思われます。

食糧自給策に効く新製品

 そんな「与野党が相互に妥協しやすい政策」は、ほかにもあるはず。たとえば食糧自給策にかかわるもの。「コメを食べよう!」効果が期待できる商品には補助がつく、なんていう案は、いかにも実現しそうです。

 そこで私・藤本、7月14日の日経新聞朝刊で紹介されていた新製品に着目しました。【6764】三洋電機のホームベーカリー『GOPAN(ゴパン)』です。

 これは、粉ではない粒状の米、要するに炊く前の米からパンが作れるパン焼き器。輸入の小麦を使わなくても、家庭で焼きたての米粉パンを作ることができるので、米の消費拡大に貢献しそう。政府が、エコポイント的な普及奨励金をつけることもありえるんちゃうかな、と思います。

株価はもう下げられない

 株式市場的に見ると、今回の選挙結果でメリットがあるとしたら、与党民主党は国民新党と社民党のいうことにあまり耳を貸さなくてもよくなったということでしょう。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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