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ラブプラス、らき☆すたの町おこしにならえ!
オタクが「Visit Japan」政策を牽引するか?

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 ゲームコンテンツの舞台をある都市に設定することで、町おこしの効果をあげるなど、バーチャルがリアルにもたらす影響は大きい。今回はその成功事例を見ながら、「Visit Japan」を含めた今後の可能性について考えてみたい。(バックナンバーはこちら)

エンタメコンテンツと観光という、バーチャルとリアルの融合

 アニメやゲームなどのコンテンツは「バーチャル」な世界という位置付けであるが、「現実」と結びついて、さまざまな現象を巻き起こしている。今回はこうした現象を取り上げてみたい。

「ラブプラス+」と熱海市

 KONAMIが発売している「ラブプラス」シリーズは、女性キャラクターとコミュニケーションしながら進めていく恋愛ゲーム。これまでの恋愛ゲームが恋人関係の成立がゲームの最終目的であったのに対して、「ラブプラス」ではその後も恋人関係を継続していく点が従来のゲームとは異なる点。

コナミ「ラブプラス+ 熱海 ラブプラス現象キャンペーン」より

 6月に発売された「ラブプラス+」は、熱海を舞台に女性キャラクターと旅行が可能になり、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」のお宮の松など実在の名所や旅館が登場する。6月10日には、「ラブプラス+」のイベント「熱海ラブプラス+現象(まつり)式典」が静岡県熱海市の親水公園で開かれた。熱海市長も出席しており、「ラブプラス+」で町おこしを試みようとしているとみられる。

「天体戦士サンレッド」と溝ノ口

 川崎市の溝ノ口では、「天体戦士サンレッド」が町おこしに協力している。TVK等で放映されているアニメだが、「天体戦士サンレッド」の切手が7月23日に発売される予定で、簡易郵便局を除く川崎市内の郵便局で購入可能のもよう。Jリーグ・川崎フロンターレとのコラボレーションも行っているもようだ。

「らき☆すた」と鷲宮

 アニメと町おこしという視点では、「らき☆すた」と鷲宮が有名であろう。「らき☆すた」は女子高生たちの学園生活を描いた4コママンガが原作。鷲宮神社は、由緒は神代にさかのぼると伝えられ、「吾妻鏡」にもその名が記される関東最古の大社といわれている。

 ヒロインの柊姉妹が住む「鷹宮神社」のモデルとして、人気化。2007年にアニメが放送されてから、お正月期間の参拝客は2007年の9万人、2008年が30万人、2009年は42万人、2010年では45万人にまで増加した。鷲宮町と幸手市で「らっきー☆スタンプラリー」を開催している。

名古屋は戦国武将

 名古屋の「おもてなし武将隊」は、開府400年に合わせて、名古屋の魅力を全国に伝えるため、名古屋にゆかりのある武将6人(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康・加藤清正・前田利家・前田慶次)と4陣笠隊で結成。主な活動内容は、名古屋城にて観光客のお出迎え・観光案内・記念撮影などの「おもてなし」を行う。

 毎週1回は戦国時代の様子が肌身で感じられる「おもてなし演武」や各武将に関連した「武将クイズ」も実施。6月には写真集「戦国武将絵巻 乱舞」が発売された。こうした活動もあり、名古屋城の来場者数は増加したという。最近では、名古屋のSKE48が有名になりつつあるが、「おもてなし武将隊」も注目されよう。(次ページへ続く)


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