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株式市場は閑古鳥
国債しか買わない思考停止状態の日本

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2010/08/13 09:00

「安く買って高く売る」のが株式投資とお考えかもしれないが、高い配当利回りの銘柄を一度じっくり調べてみてはいかがだろう。(バックナンバーはこちら)

「合成の誤謬」に陥る世界

「合成の簿謬」が世界中で起こりそうな気配になってきた。「合成の誤謬」とはそれぞれが正しいとされていることを行っているが、結果としては逆回転し、思わぬ事態が起きることを言う。

 たとえば「平等か不平等か」「公平か不公平か」「戦争か平和か」などをめぐる議論が好例だろう。誰が考えたって平和がいいに決まっているが、だからといって非武装で丸裸の国になれば、侵略されても抵抗のしようがないし、平等が徹底されれば一昔前のソ連のコルホーズや中国の人民公社のように、みんなが一生懸命働くふりをして手抜きをするから、結果として生産性は落ち、収穫は激減して全員が餓死の恐怖にさらされたりする。

 いまや世界がまさにそうなりつつあり、各国が一斉に財政再建路線に走り、緊縮財政に増税、首切りをやれば、一気に世界経済のパイは縮小してしまうだろう。その結果誰もが望んでもいない二番底や恐慌の再来といった悪夢が、一気に現実のものになる可能性もある。

 そんなことになればさしもの中国だっておかしくなるだろうし、リーマン危機回避のためにバラ撒かれた巨大な財政支出のために、世界中に溢れかえっている8000兆円とも言われるマネーは、ますます投機色を強め、原油や食糧などを高騰させかねないというリスクもある。

原点に戻ってみては

 いまの円高もそう考えると納得がいく。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 三原 淳雄(ミハラ アツオ)

    激動する内外経済の今後を展望し、対応を説く経済評論家。1937年満州国チチハル(現・中国)生まれ。九州大学卒業後、日興證券に入社。企業派遣によるノースウェスタン大学経営大学院留学、スイス銀行チューリッヒ支店勤務などを経て、ロスアンジェルス支店長。1980年から評論活動に入る。近著に『金持ちいじめは国を滅ぼす』(講談社)など。TV東京「News モーニングサテライト」 隔週月曜日(AM5:45~6:45放送)のゲストとして出演中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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