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DSゲーム「ラブプラス+」とのコラボで熱海の町おこしに追い風

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2010/08/21 10:30

熱海市とDSゲーム「ラブプラス+」がコラボレーションしてはや1ヶ月経過。現実とバーチャルの融合は成功したのか。

 町おこしの一環で静岡県熱海市とゲームがコラボレーションし、話題を集めている。キャンペーンの仕組みは、6月発売の任天堂DSの恋愛ゲームソフト「ラブプラス+」(KONAMI)の舞台となっている熱海に実際に訪れてゲーム上のカノジョと初めての夏休み過ごそうというもの(8月31日まで)。

 熱海の主要スポット13ヶ所にはARマーカーが置かれ、iPhoneで撮影するとゲームのカノジョが浮かび上がる。写真撮影をして、バーチャルカノジョと熱海を観光できる。市内6ヶ所にはスタンプラリーも設置している。

 記者はそうとは知らずに熱海に偶然行き、「ラブプラス+」の人気ぶりを目の当たりにしてきたので、紹介したい。

 熱海駅を降りて、商店街に入ると至る所に「ラブプラス+」ののぼりがはためいているのが印象的だった。のぼりを一生懸命デジカメで撮影しているひとり旅らしき女性の姿も。その女性のバッグからはDSが覗いていた。

 また、ゲームにも登場するあいじょう岬では、錠前と鍵付きの絵馬を購入し、飾ることができる。リアルなカップルの微笑ましい絵馬にまじって「凛子愛してる!」などゲームの女の子の名前(凛子のほかに愛花と寧々がいる)が書かれた絵馬もかなり多く見受けられた。やけに凛子という名前が多いので、それで気がついたほどだ。

 土産屋の店先には「ラブプラス+」グッズが一番目立つところに並べられ、完売しているお店もあった。「ラブプラス+」は町おこしにきちんと一役買ったようである。

 実際の観光客数は、朝日新聞によると「ラブプラス+」スタンプラリーの参加者は13日までで1500人を超えたという。ゲームでカノジョと一緒に泊まる設定となっているホテル大野屋では予約時に「ゲームの関係で」と伝えておけば、1人で訪れても「お2人様ですね」と声を掛け、布団も2組用意するのだとか。このプランは200人以上が利用したとのこと。熱海側も柔軟な姿勢でこの追い風にしっかりと乗って行きたい構えだ。

 熱海以外にもバーチャルなコンテンツとコラボレーションしている例はある。アニメ「らき☆すた」の舞台となった鷲宮では「らっきー☆スタンプラリー」を開催するなどし、参拝客が2007年の9万人から今年は45万人まで大幅に増加した。

 いわゆるオタクたちに愛されているアニメやゲームは不況をも吹き飛ばす勢いを持っていると言わざるをえない。これからもゲームやアニメが発端となった町おこしプランが巷を賑わすことになるのか注目したいところだ。

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