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グーグルなど大手がソーシャルゲーム会社を買収
日本のゲーム会社の株をこう動かす!

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 この数ヵ月でソーシャルゲーム開発会社の買収が相次いだ。今回はこの背景にあるものと、株式投資へのインプリケーションについて考察してみたい。

米ゲーム大手Electronic ArtsがPlayfishを買収

 2009年11月には、Electronic Artsがソーシャルゲーム企業のPlayfishを買収。EAは現金2億7,500万ドルのほか、人材保持契約に基づき2,500万ドル相当の株式をPlayfishに支払った。さらにPlayfishは、2011年12月31日までの業績が一定目標に達した場合、最大1億ドルを獲得する契約内容。PlayfishはFacebookで展開する「Pet Society」「Restaurant City」「Country Story」などを展開している。

ソフトバンクとZyngaが合弁会社「ジンガジャパン」設立

 ソフトバンクは、7月29日にZynga Game Networkと日本でソーシャルゲームを展開することを目的として、合弁会社「ジンガジャパン」を設立することで合意したと発表。すでに、ソフトバンクはZyngaに対して1.5億ドル出資している。ジンガジャパンは両者が折半出資して設立する予定。

 Zyngaは2007年に設立された大手ソーシャルゲーム企業で、月間のアクティブユニークユーザー数は2億人を超える。農場開拓の「FrontierVille」や牧場運営の「FarmVille」などが人気で、Facebookアプリのユーザー数ランキングトップ10にランクインしている。Facebookの開発会社別月間アクティブユーザー数では、他を圧倒している存在。Zyngaのゲームは基本利用は無料だが、農薬や種といったアイテム課金で収益をあげている。

 さらに、8月6日にZyngaは、日本のソーシャルゲーム会社のウノウを買収したと発表。ウノウは、現在「まちつく!」「バンドやろうよ!」「海賊クロニクル」などのゲームを提供中。ウノウは、上記のジンガジャパンが今後日本のソーシャルゲーム市場に参入するにあたり、モバイルを中心としたゲーム開発と事業展開を行う基盤となる可能性があろう。

Walt Disneyの目的は会員基盤とソーシャルゲームの構築ノウハウ

 また、Walt Disneyはソーシャルゲーム大手のPlaydomを総額約7.6億ドルで買収した。Playdomは「Social City」や「Sorority Life」といったゲームを提供。ディズニーは自社でもコミュニティを持ちソーシャルゲームを提供中。Playdomを買収することによってFacebookやMySpaceでのポジションを向上させ、会員基盤とソーシャルゲームの構築ノウハウを獲得できるだろう。Playdomは2008年の創業、買収を通じて15のスタジオを傘下に抱える。

Googleもソーシャルゲーム開発会社を買収

 Googleは8月6日にSlideを買収したと発表。買収金額は正式発表されていない。Slideはソーシャルゲームの中堅の開発会社。また、一部報道によると、GoogleはZyngaにも出資しているという。Slideは2005年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。FacebookやMySpaceなどに「SuperPoke! Pets」や「FunSpace」などアプリを提供している。(次ページへ続く)


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