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FXのファンダメンタルズ分析
長期投資よりもデイトレに素直な効果あり

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2010/09/01 10:00

為替は長期投資よりデイトレの方がファンダメンタルズに素直な動きをする傾向がある。ではどのような指標をチェックすればいいのだろうか。(バックナンバーはこちら)

為替とファンダメンタルズの関係

 為替市場では次から次へとニュースが流れてきて、それに反応して相場が動く。時には対円の取引で1円以上動く時もある。

 ニュースが出てきてもそれが、何のニュースか理解できなければ、せっかくの収益チャンスを逃してしまうこともある。誰でもわかる簡単なニュースの時もあるし、金融の専門知識がないと理解できず、ドルを売るのか買うのかわからない時もある。

 政治経済の専門家になればいいのだが、誰でもそうなれるとは限らない。基本的経済情報、昨日の東京市場での動きなどは頭の中にいれておきたいものだ。勉強すれば数限りなくあるのだが、最低の基本情報を持って市場に立ち向かいたい。

 経済の基礎的条件である経済指標などを使って、投資対象(FXでは為替)を分析する手法をファンダメンタルズ分析という。ただ金利や株はファンダメンタルズ分析に素直だが為替は一癖ある。バブル期、1989年12月29日は日経平均が3万8915円の高値をつけた。当時の日本国債利回りは6%。ドル円は142円であった。

 その後バブル崩壊、日本景気低迷で株は7600円、日本国債は1%割れしたが、円は100円割れも経て総じて円高推移した。日本の景気が悪くなれば、株は下がり、金利は低下するのは、素直な反応だ。為替は景気悪化しても円高推移を続けた。また日経平均が7600円をつけてから景気が回復するにつれ、株価は倍以上の16000円、日本国債も2%近辺まで利回りが上昇した。

 しかし、円は100円台から120円まで円安推移した。円は景気の良し悪しの逆の動きをすることも多い。それにもかかわらず、円の為替相場を予想するのに日本の景気動向を挙げ続ける苦しさはある。景気動向に素直な株、金利、ひねくれものの為替だが、為替は需給には素直な動きとなっているのだろう。

 しかし短期的、デイトレ的には経済指標には素直に動くことが多い。1年単位などで見ると素直ではないが、デイトレでは十分活用できる。

デイトレでファンダメンタルズを利用する

 ではFXのデイトレではどのような経済指標をチェックすればいいのだろうか。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 野村 雅道(ノムラ マサミチ)

    1979年東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。1982年ニューヨーク支店にて国際投資業務、外貨資金業務、外国為替業務に携わる。1985年帰国後、本店にて外国為替チーフディーラーとして活躍。1987年ファーストシカゴ銀行へ転出、スイス銀行を経てBNPパリバ銀行外国為替部市場部長。東京外国為替市場の中心として活躍した。現在は、FX湘南投資グループ代表(FSIG)ならびに専修大学、中京大学講師。テレビ、ラジオ、新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。著書に『働かずに毎年1000万円稼げる私の「FX」超活用術 』(講談社+α新書)など。執筆中のブログ「ID為替研究所」「ID為替レポート」「野村雅道と楽しい投資仲間達」も人気。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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