MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

1280万円の米電気自動車に324万円の補助金
税金の使い道は正しいのか

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2010/09/20 17:00

 米テスラ・モーターズ(テスラ社)が日本で販売するスポーツカータイプの電気自動車「テスラ・ロードスター」が、「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象車種となった。日本では2010年5月から販売されており、本体価格は1340万6400円。補助金の上限額は324万円。

 テスラ社は、米国カリフォルニア州に本社を置くベンチャー企業。2003年の創業以来赤字経営が続いており、今年の3月末の決算でも約3000万ドルの赤字を計上している。それでも今年の6月29日に米ナスダックに上場し、話題を集めている。またトヨタ自動車は、テスラ社に総額5000万ドルを出資し、株式を保有することも決まっている。

 そのテスラ社が日本で売り出すのが、俳優のレオナルド・ディカプリオも所有しているという、テスラ・ロードスター。ベース車は英ロータス「エリーゼ」で、バッテリーからモーターまでの動力系をテスラ社が開発した。航続距離は390キロ(米EPAモード)、0~60マイル(時速約96キロ)の加速がわずか3.9秒と、スーパーカー並みの性能を誇っている。

 ベース車のロータス「エリーゼ」の新車価格が500~700万円位なので、それをベースにしたテスラ・ロードスターの価格が1280万円となっているようだ。ただ補助金が324万円というのは、高すぎるような気もする。では、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金とはどんな制度か。

「クリーンエネルギー自動車」とは、「電気自動車」、「プラグインハイブリッド自動車」、「天然ガス自動車」のことを指し、これらの環境対策車の普及を目的に設立された制度。電気自動車やプラグインハイブリッド車は、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金の「電気自動車等導入費補助」が適用される。現在対象車種がいくつかあり、トヨタプリウスをベースにした「プリウスプラグインハイブリッド」のほか、三菱の「i-MiEV」、スバルの「プラグインステラ」などが対象となっている。

 補助金の額は、ベース車の価格をもとに設定された「基準額」の半額に相当する。たとえば、「プリウスプラグインハイブリッド」の基準額は264万円で、補助金の額が132万円となる。電気自動車の本体価格が500万円なので、補助金の割合は約4分の1となる。割合だけで見れば、約1300万円の車であれば、必然的に324万円となってもおかしくはない。

 ただし、この補助金は地方公共団体やその他法人、個人事業者、個人が対象となっている。また現金もしくはリースで購入した場合のみが対象で、ローンで購入した場合は対象外となっている。なぜこのような制度になったのか疑問がわくところだが、国民の税金が無駄使いされないことを祈るばかりだ。

【関連記事】
おしゃれなふんどし「しゃれふん」で世界を目指す 広告・SEO一切ナシで目立つ方法とは?
「香川を代表する讃岐うどんの老舗として、安売りはできない」 ネットショップ開設19年、うどん本陣山田家の今後の戦略
「10分完売のチョコレートビールをきっかけにネットショップに力を マニア向けから一般の人にもわかりやすく」
食品と電報の掛け合わせアイデア商品『マシュマロ電報』が大ヒット!軌道に乗るまでわずか3ヵ月の秘訣とは
日本の一級品を世界へ!グローバルECサイト「MONOHUB」、たった3人の起業物語

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5