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日本の投資家よ、海外市場を見よ
世界的株離れもバフェット氏は米国株に強気

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2010/09/27 09:00

世界的株離れ状態でもあのバフェット氏は米国株には強気なようだから、株を買うなら米国株を狙うのも一法かも知れない。(バックナンバーはこちら)

世界的株離れ

 もうかれこれ半世紀にわたって市場を見てきたが、いまほど市場への関心が低下している状態は初めてである。

 商売柄いいにつけ悪しきにつけ、パーティーなどでよく「この先株価はどうなりますか」みたいな質問や、自分はこう考えているのだけど、それでいいのだろうかと話しかけられたものだが、このところその類の話はバッタリ聞かれなくなったし、ひところ盛んだった銀行や証券会社による投資セミナーもめっきり減っている。

 このデフレのご時世だから、なまじリスクをとって値上がり益など狙わずとも、じっとしているだけで実質金利は高いのだからと、日本中が洞ヶ峠を決め込んでいるのだろう。

先進国病か

 ところがこの風潮は日本だけではなさそうだ。9月21日の日本経済新聞のトップに何と「株式売買 日米欧で低迷」という記事が掲載された。デフレ懸念を背景に日米欧では2年で売買代金が3割減っているとか。

 デフレ下では経済成長は低迷するので、成長を買う株式投資の魅力が薄れるのも事実。金利は低くとも安全な債券へと資金は流れ込んでいるらしい。

 これは由々しき問題であり、社会に富を生み出す企業への成長資金の供給が減る可能性がある。またその肝心な企業も豊富な手許資金を持っているし(日米欧で役470兆円)、そのため市場でファイナンスをする必要も小さい。デフレ下では企業も成長分野をなかなか見つけ難いし、成長を求めるのなら新興市場へと出ていくだろうから、新興国の市場に比べどうしても先進国の市場は魅力に欠けることになる。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 三原 淳雄(ミハラ アツオ)

    激動する内外経済の今後を展望し、対応を説く経済評論家。1937年満州国チチハル(現・中国)生まれ。九州大学卒業後、日興證券に入社。企業派遣によるノースウェスタン大学経営大学院留学、スイス銀行チューリッヒ支店勤務などを経て、ロスアンジェルス支店長。1980年から評論活動に入る。近著に『金持ちいじめは国を滅ぼす』(講談社)など。TV東京「News モーニングサテライト」 隔週月曜日(AM5:45~6:45放送)のゲストとして出演中。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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