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アジアのオンラインゲーム市場が活況
「ファイナルファンタジー XIV」の中国展開は成功するか?

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アジアのオンラインゲーム市場が活況だ。人気シリーズ「ファイナルファンタジー XIV」の中国展開も発表され、これが成功すれば日本のオンラインゲーム企業の活躍の場が世界に広がる可能性が広がる。今回は、この2つについて考察してみたい。

 東京ゲームショウ2010において、アジア・ゲーム・ビジネス・サミットが開催され、日本、中国、韓国、台湾の主力のオンラインゲーム企業が参加して、パネルディスカッションが開催された。また、スクウェア・エニックス・ホールディングスは、「ファイナルファンタジー(以下、FF) XIV」の中国展開において、Shandaと提携する方針を発表した。今回は、オンラインゲーム市場と「FF XIV」の可能性について考えてみたい。

アイテム課金は月5,000円に 拡大が続く日本のオンラインゲーム市場

 日本のオンラインゲーム市場は、規模は依然として家庭用ゲームソフトの約1/3程度の1,300億円程度と推測されるが、着実な成長を続けている。ここでのオンラインゲームには、SNSのカジュアルゲームを含まないが、それらを加えるとさらに拡大しているといえよう。

 オンラインゲームにおいて、パッケージ販売は単価下落がみられ、伸び悩んでいるものの、運営サービスがアイテム課金等の成功で好調に推移している。アイテム課金の月額平均単価は約5,000円となっているとみられ、ほぼ家庭用ゲームソフト1本分に値する。すなわち、年間12本購入するのと同様の消費行動となっており、コアファンを中心とした市場形成が推測されよう。

中国が牽引 世界のオンラインゲームも拡大

 世界のオンラインゲーム市場も拡大しており、1.2~1.3兆円規模と推測される。特に、成長が顕著なのは中国となっており、すでに、日本でのゲームソフト市場を越える水準になっている。今後も世界市場のけん引役として期待される。

 ただし、中国では規制等の枠組みの中で外資系企業による運営サービスそのものの収益化は困難とみられ、ライセンス形式のビジネスモデルとなろう。中国国内においても競争環境は激化しており、世界的にも人気があるようなタイトルでなければ生き残れない状況と推測される。逆に、ここにすでに世界的な知名度があるような、日本のコンテンツが入り込む余地があるといえよう。(次ページへ続く)


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