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日本マクドナルド、売上過去最高の背景
「低価格」と「高級路線」の二刀流に手ごたえ

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2010/09/26 10:30

 日本マクドナルドは今月初旬、2010年8月度の売上高が513億9200万円を記録したことを明らかにした。これは2010年3月に記録した497億2800万円を上回り、1971年7月創業以来の最高記録で、前年比では5.0%増、既存店売上高9.2%増、既存店客数8.9%増、既存店客単価0.2%増となった。

 同社は、売上増の主な要因として、7月から販売を開始した新しいチキンメニューや、チキンの試食を行う「チキンサンプリング」により新規顧客数が拡大したことや、バリューセットLLサイズを購入した際にプレゼントされる「フードストラップ」が好評だったことを挙げている。

 8月には、朝の「100円マック」を強化し、「ビッグマック」200円キャンペーンを展開。またコーヒーのラインアップを増やした「マックカフェ」の販売店舗の拡大などが相乗効果を上げ、客数は大幅に増加、客単価でも伸びを見せたという。戦略的閉店では、8月末は3391店舗と3月末から277店舗の減少となったが、1営業店舗当たりの平均売上は上昇し、月間売上記録を達成している。

 最近マクドナルドといえば、さまざまな低価格キャンペーンを打ち出し、安いイメージが強い。一方で、セットメニューはおおむね600円以上となっており、インターネット上では「最近家族で訪れると、ファミリーレストランとあまり変わらない価格」という声も見られる。東京の渋谷、青山、赤坂などでは、高級感を演出した「黒マック」を出店し、高級路線への実験も始めている。

 従来は、安価で手軽にハンバーガーを味わえることが魅力の中心だったハンバーガー・チェーン。外食産業の不況が叫ばれる中、同社が売上を伸ばす背景には、従来の枠を超えて打ち出すさまざまな戦略が、消費者心理を上手く掴んでいることがうかがえる。

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