シストレで利益を上げるならこの3つ! 覚えるべきテクニカル指標とは?
こんにちは、船越です。連載2回目となる今回から、売買ルール作りのノウハウをお伝えします。
売買ルールを作る上で最初に悩むのが、指標選びでしょう。テクニカル指標は世の中に山ほどあるため、ちょっと調べただけでも頭がクラクラします。そのうえ、日々新しいものが開発され、数が増えていきます。いったいどの指標を使えば勝てるのか? 初心者はなかなか決められません。
しかしご安心を。ありとあらゆる指標をマスターしないと利益が出せないなんてことはありません。誰でも知っているシンプルな指標で、しっかり利益が出せるんです。
大切なことは、指標の本質を知って使うということです。指標に振り回されてはだめですよ。
それでは最初に覚えていいただきたい3つの指標を紹介していきましょう。
シストレで利益を上げるテクニカル指標[1]:移動平均線
至るところで目にする、まさにテクニカル指標の王様といえるでしょう。内容は単純。「△△日間移動平均」なら、△△日間の終値を足して△△日で割った値という、シンプルな平均値です。
△△には、5日/10日/15日/25日/75日などが入ります。たとえば「25日間移動平均」なら、過去25日間の終値の平均を指します。この平均値を線で結んだものが、移動平均線となります。

移動平均線を見ると、株価が今どのようなトレンドにあるのかがなんとなくわかります。△△日間の期間を短くすると、終値の変化に敏感な線になり、逆に長くすると鈍感な線になります。
移動平均線に次いでよく使われるのが、移動平均乖離率です。これは終値と移動平均がどれだけ離れているかを表す数字です。
現在の株価が110円で移動平均値が100だった場合、移動平均乖離率は+10%と表現されます。移動平均乖離率が、+ (プラス) 値なら、終値が平均値より高いことがわかり、- (マイナス) 値なら平均より低いことがわかります。(次ページへ続く)