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はみ出し銀行マンの投資相談室 Vol. 38
「FXで財産を築いたけど、死にたくなります」

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2010/10/19 10:00

はみ出し銀行マンの横田濱夫氏が、悩めるMONEYzine(マネージン)読者の投資相談に答えます。投資相談 Vol. 38は、FXで財産を築いたけれど、孤立感に悩む読者からの相談です。(バックナンバーはこちら)

今月の読者からの投資相談 Vol.38

 2年前、念願の「投資だけで楽々生活」を実現し、サラリーマンを卒業しました。主な収入源はFXです。地方都市在住で、持ち家もあります。すでに物質的には十分で、今の生活水準に不満はありませんが、いざそんな生活を手に入れてしまうと、精神的にむしろ苦痛なのです。グルメも、レンタルビデオを観るのも、本を読むのも、PCゲームをするのも、すべて飽きてしまいました。友人といっても、相手は仕事が忙しかったり、生活に苦しかったりと環境が違いすぎ、話も合いません。贅沢な悩みかもしれませんが、時には死にたくなることすらあります。増えるのは体重ばかり。常に孤立感にとわられ、自分が社会不適応者であるように思えます。ハッピーになりたくて脱サラしたのに、これじゃあ気持ちは落ち込むばかりです。もっと生きることが楽しくなるような、心の切り換え方を教えてください。(無職投資専業 男性・33歳)

はみ出し銀行マン・横田の答え

 いいっすねえ、こういう悩み。
 米心理学者アブラハム・マズローの5段階欲求説でいうと、食欲とか性欲、生存の欲求はもはや通り越し、自己実現や社会的認知段階の悩みなんだろう。

「いったい自分はなんのために生きているのか?」
「自分という存在意義はどこにあるのか?」
「世の中から隔離され、ただ生きていてもしょうがないんじゃないか?」

いい女とベンツ

 ま、人間というものは、いったん何かを手に入れると、手に入れた瞬間、もうそれがありがたくなくなっちゃうからね。

 たとえば女性がそう。
「ああ、いい女だなあ。もしああいうのと付き合えたら、オレはもう死んだっていいや…」

 ずっと遠くから、あこがれの眼差しで眺めていたのが、いざ付き合いだしてみると、全然たいしたことなかったりする。むしろ性格が悪かったりして、アラばかりが目についてくる。

 クルマも同じさ。
「いつかはBMWに乗りたいなあ。ベンツに乗りたいなあ…」
ところがいざ、そのBMWなりベンツなりを手に入れたとたん、面白くもなんともなくなる。

 そりゃあ買った当座は、うれしくて乗り回すかもしれないよ。でもそこから先は、しごく当たり前になってしまう。ありがたみもクソもなくなる。

 だから次のモデルが出るたび、またぞろ買い換えるんだ。人間の欲求なんてキリがなく、どこまでいったって完全には満足できない。

そうだ、バカボンのパパになろう!

 実は今の自分自身も、同じような環境にある。
 もともと上昇志向の強い人間ではないので、とりあえず一生なんとか食っていける分のカネが貯まった時点で、急に働く気が失せたんだ。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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