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インサイダーまみれの株相場
「怒る個人投資家」と「笑うファンド」

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2010/11/22 10:00

知ることができるはずもないファイナンス情報が「漏れ漏れ」という。いったい相場の現場に何が起こっているのか。(バックナンバーはこちら)

ファイナンス情報の漏えいにはもうウンザリ

 11月に入り、日本の株式市場は短期的に回復したが、目下、ファイナンス(公募増資)に関するインサイダーめいた問題に業界あげて神経質となっている。

 ファイナンスを発表すると、基本的に株価は下がるもの。将来の投資、財務力の改善など大義名分はあっても、発表直後は1株当たり利益が希薄化することを嫌って売られるのが常だ。保有している株が大引け後にファイナンスを発表しようものなら、寝付きが悪くなること山の如しといったところである。

 逆にいえば、このファイナンス発表を事前に知っていれば、先に保有している株を売却しておくという手もある。さらにいえば、事前に空売りしておいて、発表後の急落を収益にするということも可能なのである。とはいえ、インサイダーでもなければこんな情報は手に入るわけもない。ファイナンスは一種の事故と考え、付き合っていくしかないのだ。

 しかし、この知ることができるはずもないファイナンス情報が「漏れ漏れ」という。最近ファイナンスを実施した銘柄を振り返ると、日本板硝子、東京電力、国際石油開発帝石、相模鉄道などの日足チャートを見れば謎の動きが確認できる。

 本来、ファイナンスの発表を受け、その翌日に株価が急落するのが正しい順序だ。しかし、これらは、「発表直前に出来高を増やしながら急落」するミステリアスな動き。まるでファイナンスの発表を知っていたかのようである。いったい誰がインサイダー情報で莫大な利益を得ているのか?(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 真行寺(シンギョウジ)

    兜町の人脈拡大を真面目に行なっている。金融業界の裏事情に精通し、一部のファンから熱烈な信頼を受けている。

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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