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株式投資家が資源高騰で儲けるための戦略
【日経新聞の読み方】第29回

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2010/11/24 10:00

まいど! 相場の福の神・藤本誠之です。米国の追加金融緩和策で、投資環境が揺れています。今後相場はどう動いていくのでしょうか。(バックナンバーはこちら)

金が買いになる局面とは

 通貨の世界同時安の状態が依然、続いていますね。
「でも円は高いじゃない」という声もありそうですが、これも決して円が強いからというわけではなく、ドルとユーロが安いので、相対的に円が買われているというだけの状況です。

 通貨はだめ。株式市場もちょっと…というような状況になると、もっと確実性の高い投資対象が浮上してくるものです。

 よく「金は安全性が高い」なんていいますが、こういう状況では金をはじめ、資源に注目が集まるもんなんですね。金利はつきませんが、今は金利がめちゃくちゃ安いので、こうなると金利よりも売買差益をとりたいところ。それに資源そのものの価値がわかりやすいですから。

 というわけで、今、軒並み買われているのが、金のほか、銀、白金、銅、パラジウム、それに原油やレアアースなどです。

 酷な状況ですが、世界各国の金利下げ競争からの通貨安競争も、しばらく続きそうなんで、この傾向はまだまだ続くんちゃうかなと思います。

金を買うなら株式よりも現物

 ということで銘柄探しとなると、資源を取り扱っている【5713】住友金属鉱山が考えられます。が、今の局面では、金そのものに投資した方がいいかも、と相場の福の神・藤本は考えています。

 たとえば、ETFの【1540】純金上場信託(現物国内保管型)なら売買単位は一株で、3600円台(11月中旬現在)。純金といっても、これなら手が届きます。ちなみにこの純金上場信託では、1000株単位で=1000グラムの金の延べ棒に交換してもらうこともできます。

 有価証券には消費税がつきませんが、金の延べ棒の現物を売買すると、消費税がつきます。今なんやかんやいわれていても、いずれ消費税は、現行の5%から増率するに違いありません。消費税率のアップを見越して、金の延べ棒を目指してETFを今から買い集めておいてもおもしろいかもしれません。そうすると、税率が上がった時に、延べ棒に交換して、消費税率の差額をとれますからね。

レアアースがらみのニュースに注目する理由

 ETFで純金を買うのもアリですが、この連載は「日経新聞を読んで銘柄を探そう」というのがテーマですから、資源人気をナナメから見てみましょう。

 今、注目の資源といえば、なんといっても大部分を中国から輸入しているレアアースです。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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