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理解しているつもりだったけど… 山本有花の「移動平均線でハマる罠」

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2010/12/13 10:00

FX投資家の多くが「移動平均線」を参考にしながら取引をしていますが、きちんと理解していない人も多いようです。

どの移動平均線を使えばいいの?

 ローソク足チャートと移動平均線のコンビは、多くのFX投資家が参考にしています。しかし、「どの期間の移動平均線を使えばいいのか」をよく理解していない人が少なくないようです。

 移動平均線は、一定期間のレートの平均値を求め、その値を計算期間の最後のところに描画(プロット)してつないでいったものです。

 たとえば、5日移動平均線であれば、本日を含めた過去5日間(取引の行われた日)における終値の平均値を求め、それを本日の値としてプロットします。したがって、翌日の最新の値が加われば、それと同時に最も古い値が省かれ、新しい平均値が算出されます。もしかしたら、「そっかあ、値が移動していくから『移動』平均線なんだあ」と、いま気がついたFX初心者の方もいるかもしれませんね。

 さて、話は戻りますが、「どの期間を平均したものを使えばいいのか」は、実は決まっていません。好きな期間を参考にすればいいのです。

 とはいっても、上の図を見てもわかるように、日足だけでもよく使われる期間は10個もあって、そのなかから選ぶとなると迷ってしまいます。そこで、「短期間」「中期間」「長期間」となるように数字を選ぶのはどうでしょうか。これでもまだ抽象的で、選ぶのに迷ってしまうかもしれませんね。

 ここで、私が「この数字がおすすめですよ」と書くと、「そっか、これがいいんだ」と決めてしまうかもしれません。しかし投資家のみなさんが取引しやすい好きな期間を選べばいいのです。

 ちなみに、私の場合は「1週間」「1カ月間」「3カ月間」のそれぞれの動きを見て取引しています(くどいようですが、あくまで参考程度にとらえてくださいね)。

 なかには、「200日」が1年の近似値ということもあって、これを使っている人も多いようです。私は「200日」も一応チェックしていますが、最近の為替市場は値動きの傾向が安定する期間が短いので、とくに「3カ月間」までをよく見ています。

 日足の数字でいえば、5、21、75の移動平均線をチェックしていることが多いです。本当は19日でも103日でも好きな期間でいいのですが、それと同時に、一般的によく使われている期間を見ておくことも重要です。「他の投資家がどう考えるだろうか」ということを知る必要があるからです。

 多くの人に利用されている移動平均線は、為替への影響力が少なからずあります。当たり前ですが、そうした移動平均線を見て、「買い」だと思う投資家がほとんどであれば価格は上昇します。にもかかわらず、まったく違う移動平均線ばかりをチェックして、自分だけ違う判断をしていたら失敗してしまいますよね。

 では次にさらに実践的な移動平均線の使い方を掘り下げてみましょう。(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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