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シカ保護、Jリーグ支援など…お手軽「募金型自販機」全国拡大

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2010/12/05 10:30

 年末になると、駅前などで見かける募金活動。近頃は、自動販売機から募金ができる「募金型自販機」が全国各地に浸透している。指一本で募金ができる手軽さから、新たな募金手段としての成長が期待される。

 募金型自販機の多くは、ドリンクボタンの横に「10円募金」「100円募金」と募金額が書かれたボタンが並んでいる。お金を投入した状態で募金ボタンを押せば、押した金額分が募金として収納され、釣銭の一部を募金できるという仕組み。募金ボタンを押さず通常の自販機と同じようにドリンクを買ったり、逆にドリンクを買わず募金だけを行うことも可能だ。

 普及の背景には、募金額の落ち込みがある。「赤い羽根共同募金」への募金ができる「ハートフルベンダー」を開発したNPO法人 ハートフル福祉募金によれば、募金活動の分散化や不況、街頭募金を名乗った詐欺事件などの影響で、募金額は1995年をピークに下がり続けている。24時間稼働の募金型自販機なら、募金の透明性を高めるとともに、ボランティアに縁がなかった人でも気軽で募金できるという。「ハートフルベンダー」は2006年4月の1号機設置以来、全国各地で急速に浸透し、現在は630以上ある(2010年5月末)。

 近年は、CSR(企業の社会的責任)推進の一環として、企業などが募金型自販機を導入するケースが増えている。飲料メーカーにとっては、オフィスや工場など好条件な設置場所を確保できるとあって、募金型自販機の展開に積極的だ。

 近畿中国ペプシコーラ販売のシカ支援(奈良県)、コカ・コーラウエストのコウノトリ支援(兵庫県)やJリーグのアビスパ福岡支援(福岡県)、キリンビバレッジの湘南ベルマーレ支援(神奈川県)やピンクリボンなど、設置台数の普及とともに寄付先も広がりを見せている。

 募金をすると、「ありがとうございました」というお礼の音声が流れる自販機もあり、ちょっといいことをした気分が味わえることも。募金が照れくさいという人も、周囲に気兼ねのいらない募金型自販機で、ほっこりと温かな気持ちになってみては。

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