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クリスマス銘柄は年明けに高騰する
【日経新聞の読み方】第30回

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2010/12/21 10:00

まいど! つぶやき始めました、相場の福の神(@soubafukunokami)藤本誠之です。今年も早や年の瀬。今回は2010年の相場を振り返ります!(バックナンバーはこちら)

金融危機でも強いユーロ

 さて、この11月の上旬が変換点となり、1ドル84円までドルが上がり、為替が落ち着いてきました。そのおかげで日経平均も1万円を回復して、堅調な値動きが続いていますね。

 アメリカでは、クリスマス商戦でモノがすごい売れているようです。アメリカはようやく自信を取り戻したと言ってよい状況でしょう。

「ようやく」といった感のアメリカに対して、あからさまに景気がよいのは、ドイツやフランスなど、欧州の「強い」国々です。

 12月7日の日経新聞では、ダイムラーやフォルクスワーゲンなどが賃上げを2ヶ月前倒しし、電機大手のシーメンスが世界約40万人の全従業員に特別ボーナスを支給するなど、賃上げ時期の前倒しやボーナス増額が、ドイツの大手企業で相次いでいるとのニュースが出ていました。

 ギリシャやアイルランドは金融危機に瀕しているのに、同じユーロ圏のドイツやフランスにとっては、プラスに働いている。

 それはなぜかといえば、ギリシャ危機でユーロが大きく売り込まれたのが、ドイツやフランスのベンツ、フォルクスワーゲン、ルノーなどの輸出関連には大きくプラスに作用したからです。中国元は、米ドルに事実上連動しており、ドイツ、フランスの大企業が、中国やインドの新興国で売りまくって大もうけしたからですね。だからギリシャや、アイルランドなどの問題はあっても、ユーロ全体で考えれば、何とかなっているんです。

 結局、ギリシャ危機以降、ユーロは一時下がったのですが、V字で戻してきています。円/ユーロで見ると、このユーロの動きはわかりにくいのですが、ドル/ユーロのチャートで見ると、この傾向をはっきりと見ることができます。今、ユーロは調整の段階に入りもみあって少し下がっていますが、また少しずつ戻すんちゃうか、と私は考えています。

強かったアノ国が銀座を復活させる

 と、通貨の話はさておき、今年強かった国といえば、やはり中国でした。
 この強い中国から、ぞくぞく観光客がやってくるおかげで、百貨店不況にあえいでいた銀座(この年末には、有楽町西武が閉店するほどです!)が、なんと復活しつつあります。
でも、かつての銀座とは、ちょっと様子が違うんですよね。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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