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2011年、株式相場で注目されるのは…
【日経新聞の読み方】第31回

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2011/01/01 07:00

明けましておめでとうございます。今回は昨年の象徴的な出来事から、今年2011年を占ってみたいと思います。(バックナンバーはこちら)

あらためて「尖閣ビデオ」が示唆したものとは

 明けましておめでとうございます。
 今年の相場を占う前に、まず昨年、何が変わったのかを整理します。私・藤本の個人的な意見ですが、2010年はメディアに対する日本人の意識が変わった年ではないでしょうか。

 いわゆる「尖閣ビデオ」が、新聞社やテレビ局ではなく、動画投稿サイト「You Tube」への投稿から、明るみに出ました。これは、ネットが今や新たなメディアとしての地位を完全に獲得していると、日本中の人が知った出来事だったのではないか、と考えるからです。

 ネットはメディアとして、十分なパワーを持ちました。では、既存の、つまり新聞、ラジオ、テレビといったオールドメディアはもうダメなのか?

 そんなことはない、と私は思います。むしろ、これからはそれぞれのメディアが共存する時代になるんちゃうか、今年は、その幕開けとなる年になるんちゃうかと思います。

 今、テレビで流れているCMは、自動車よりも携帯ゲームのモバゲー(【2432】ディー・エヌ・エー)や【3632】グリーのほうが目立っているような気がしませんか?(それも、CMの出演者の顔ぶれから、30代後半から40代をターゲットにしていることがわかります)

「ネット」というメディアのゲームを、特に40代前後の人々に宣伝するために、「テレビ」というメディアを使っている。このことから、テレビはまだ、瞬間的に、一気に情報を伝えるための、十分な力を持ったメディアだということがいえると思いますね。

今年気になるのは、3Dテレビよりあのテレビ

 と、昨年から今年にかけての流れについて考えたところで、昨秋にリリースされたある新商品は、今後のメディアを強く示唆するものではないかと思います。

 私が注目している商品というのは、「Google TV」です。「Google TV」の基盤を載せた【6758】ソニーのSony Internet TVが、去る10月16日に米国で販売開始されましたが、日本でも発売が決まったら、エコポイント終了で一段落した後の家電業界に、次の旋風を巻き起こすかもしれません。

 Google TVというのはアンドロイド携帯の機能が付加されたテレビのようなものです。テレビを見ることもできるし、インターネットにも接続できる。そしていろいろなアプリをダウンロードで購入し、使用することができます。

 おそらく、WiFiで簡単にネット接続できるのでしょうから、日本発売が決まったら、【6916】(株)アイ・オー・データ機器あたりは、チェックしておきたいですね。

メディア融合で浮かび上がる銘柄とは

 さて、GoogleTVのリリースで考えたいのは、オールドメディアに対する影響力です。私は、GoogleTVを機に、テレビ局が復活するのではないかと考えています。(次ページへ続く)


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著者プロフィール

  • 藤本 誠之(フジモト ノブユキ)

    「相場の福の神」とも呼ばれている人気マーケットアナリスト。関西大学工学部卒。日興證券(現日興コーディアル証券入社)、個人営業を経て、機関投資家向けのバスケットトレーディング業務に従事。日興ビーンズ証券設立時より、設立メンバーとして転籍。2008年7月、マネックス証券から、カブドットコム証券に移籍。2010年12月、トレイダーズ証券に移籍。2011年3月末同社退職 現在は、独立してマーケットアナリストと活躍。多くの投資勉強会においても講師としても出演。日本証券アナリスト協会検定会員。ITストラテジスト。著書に『ニュースを“半歩”先読みして、儲かる株を見つける方法 』(アスペクト)など。個人アカウント@soubafukunokamiでつぶやき始めました

     

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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