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住宅ローンの変動金利、需要増
マイホーム購入者「景気回復しない」と予測

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2010/12/26 14:30

1年以内に住宅ローンを借り入れた人の50.7%が変動金利を選択。その理由は、景気の回復が見込めず、金利が低いままだと思うから。

 ネットエイジア株式会社は、過去15年以内に自分名義で住宅ローンを組んだことのある、全国の20歳以上の男女550名を対象に「住宅ローン選びについての調査」を行い、その結果を17日に発表した。

 調査結果によると「利用している住宅ローンの金利タイプ」は、固定金利タイプが34.2%と最も多く、以下、変動金利タイプが32.4%、固定金利期間選択タイプが21.3%、固定・変動併用タイプが12.2%と続いた。

 一方、ローンの借り入れ歴で比較すると、1年以内に住宅ローンを借り入れたグループでは、変動金利タイプを選んだ割合が50.7%と比較的高く、10~15年以内のグループでは、固定金利タイプを選んだ割合が42.3%と高かった。最近住宅ローンを借り入れた人ほど、変動金利を選択する傾向が強いことが分かる。

 なぜ変動金利タイプの住宅ローンが選ばれているのだろうか。まず理由として挙げられるのは、その金利の低さにある。例えば、現在、三井住友銀行で融資期間30年間の住宅ローンを借り入れた場合、変動金利タイプが年1.075%であるのに対し、固定金利タイプは年3.13%と3倍近くになる。

 この条件で、頭金ゼロ・ボーナス払いゼロの住宅ローンを3000万円借り入れ、元利金等返済した場合でシミュレーションすると、月々の返済額は、変動金利タイプは9万7528円、固定金利タイプは12万8594円となり、3万円ほど多くなる。

 また返済総額を比べると、変動金利タイプが3511万198円、固定金利タイプが4629万3613円。固定金利タイプの方が1000万円ほど多く支払うことになる。こうした数字を見てしまうと、変動金利タイプを選びたくなるのは当然の心理といえる。

 ただ、変動金利タイプの場合、日銀が金利の引き上げを決めれば、住宅ローンの金利も上昇する。もし今後、日本の景気が回復して金利が引き上げられた場合、返済に行き詰ってしまうことも考えられる。この点について、変動金利タイプを選択した人たちは、どのように考えているのだろうか。

 変動金利タイプを選んだ178名に、変動金利タイプを選んだ理由を、複数回答形式で尋ねたところ、62.9%の人が「景気の回復が見込めず、金利が低いままだと思うから」と答えている。金利上昇リスクを理解してはいるものの、その可能性が低いと判断しているのだろう。
 
 住宅ローンの場合、借り換えができるため、金利が上昇しそうになった時点で、固定金利タイプに変更することも可能だ。しかし、固定金利タイプの利率は、長期金利と連動している。長期金利は、日銀の利上げを警戒し、早めに上昇する傾向があるため、金利の上昇に気付いた時には、固定金利タイプの利率はすでに大きく上昇している可能性が高い。変動金利タイプを選択した人は、金利の動きに細心の注意を払う必要がありそうだ。

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