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たばこの値上げで増加する個人輸入代行業者
逆輸入のカラクリとは

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2011/01/16 10:30

 昨年10月、たばこの値上げが実施され、禁煙を決意した愛煙家も多いようだ。しかし、株式会社マクロミルが実施した「禁煙に関する調査」によると、たばこの値上げをきっかけに禁煙を始めた全国の成人のうち、1カ月の間に「何度かたばこを吸ってしまった」と回答した人が18%、「禁煙を諦めてしまった」と回答した人が20%で、全体の38%が禁煙に失敗していた。

 たばこを吸う理由については、「ストレスの発散ができる」「職場でのいいコミュニケーションツールになる」などで、やめるつもりはないと考えている愛煙家も多く、値上げが禁煙につながらないケースも多いようだ。ただ、値上げは愛煙家のフトコロを直撃しており、1日に吸うたばこの本数を抑えるなどして、できるだけ出費を抑えようと努力する人も多い。

 そんな愛煙家の心理を見透かし、「たばこを安く購入できる」とうたい、たばこの個人輸入を代行する業者が目立ち始めた。代金を支払うと、業者は海外で日本のたばこを購入し、国際郵便を使って、顧客の自宅へ郵送する。たばこを輸入する場合、たばこ税とたばこ特別税が、課税されるが、この税金の支払いを免れることで、価格の安いたばこを購入できることになる。

 もちろん税関で発覚すれば、税金を支払わなくてはならない。だから国際郵便で送る際には、中身を申告するための告知書に「たばこ」と記入せずに、税関のすり抜けを図る。それでも国際郵便の開封チェックは行われているため、すべてすり抜けるのは不可能だ。しかし、その確率は数パーセントとみられているため、このビジネスは成立するようだ。

 一方、海外からの輸入ということで、偽物のたばこが送られてきたりするなどのリスクもあり、この点でも自己責任の上で購入することになる。

 こうした業者がさらに増加すれば、税関も監視を強化せざるを得ないだろう。当面は、業者と税関のいたちごっこが続きそうだ。

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