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動物園・植物園が受験生囲い込みで知恵比べ
運のつく動物の糞入りお守りなど、縁起物続々

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2011/01/23 10:30

 大学入試センター試験が終わり、いよいよ本格的な受験シーズンが到来。この時期になると、さまざまな企業から合格祈願グッズが発売されるのが恒例となっているが、今年は各地の動物園や植物園で受験生を応援する動きが目立つ。客足が遠のく季節に、独自のアイディアでユニークな「合格祈願グッズ」を打ち出しているが、そのご利益はいかに。

 栃木県の宇都宮動物園では、ゾウの糞を原料にした紙のお守り「受かるゾウ」を来園者に無料で配布している。草食動物であるゾウの糞には繊維が多く含まれていることから、同園ではアジアゾウ・宮子の糞を煮沸するなどして繊維を抽出。これを絵馬型に切り取り、飼育員が赤字で「合格」の文字を書き込んでいる。

 同園では、毎年受験シーズンになると「受かるゾウ」を無料配布しており、遠方の人には有料で郵送も行っている。また、今年のウンを上げようと、2009年からはゾウの糞で作った紙のたこ揚げ大会を開催するなど、「ウンの上がる動物園」のPRに余念がない。

 埼玉県の埼玉県こども動物自然公園は、木の上で暮らすコアラにあやかった、落ちない「子守熊(コアラ)御守」を販売中だ。こちらも飼育員の手作りによるもので、コアラの糞で作ったストラップに、ユーカリの葉と「合格祈願」と書かれたお札の3点セットで500円。ご利益の評判はインターネットや口コミなどで広がり、毎年200個以上を売り上げる人気商品となっている。
 
 同じく埼玉県の東武動物公園は、幸運を招くといわれるホワイトタイガーにちなんだ受験生応援キャンペーンを実施。ホワイトタイガーが爪を研いだ木をお札に加工し、合格祈願と書いた開運木札を「研ぎ札」(500円)と名付けて販売している。同園は「虎が獲物を捕らえるように、集中力を研ぎ澄まし、勝利を勝ち取ろう」と受験生にエールを送る。

 一方、広島県の広島市植物公園では、冬でも落ちない「ヤマコウバシの葉」が人気だ。ヤマコウバシとはクスノキ科の低木で、枯れた後も葉が落ちることなく、春に新芽に生え替わることから、園長が受験のお守りとして考案。園内で栽培するヤマコウバシをラミネート加工し、しおりや名刺サイズのカードに仕立てた。いずれも100円。通信販売も可能だ。
 
 数ある合格祈願グッズの中でも、今も昔も不動の人気を誇るお守り。今年は一風変わった動植物のお守りで、身近な受験生を応援してはどうだろう。

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