MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

NEC(6701) レノボ社とのPC合弁設立より、短期業績の厳しさに注目が集まりそう

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2011/01/31 18:00

<通期計画達成はますます困難に>
11/3期3Q(10-12月)業績は、売上7,207億円(前年同期比13%減)、営業赤字134億円(前年同期は75億円の赤字)となり、営業損益ゼロ付近と見ていた会社想定を下振れた。通期計画達成は更に遠のいたと判断し、TIW予想を今回もう一段引下げた。PC事業でレノボ社との合弁会社設立も同時に発表されたが、損益への改善効果に乏しく、目先業績の厳しさの方に注目される可能性が高いことから株価の浮揚材料とはならないだろう。株価の本格回復には同社の得意とするIT/NW(ネットワーク)の融合領域において、クラウド関連やグローバル事業の拡大が収益貢献を加速するシナリオが実際に見えてくることが条件との見方は不変。
<3Qの計画未達はITサービスが主因>
3Qの営業損益下振れの内訳はITサービスが▲100億円前後、キャリアネットワークが▲数十億円など。前者は国内IT投資の回復遅れに加え、一時的な不採算案件が影響した模様。後者は無線通信機の苦戦と海底ケーブル新規案件の4Q(1-3月)へのずれ込みが要因。来期はキャリアネットワークが海底ケーブルの寄与、パーソナルソリューションではスマートフォンの貢献で共に増益をTIWでは見込むものの、ITサービスを従来より慎重に見て、来期営業利益予想も下方に修正した。リスク要因は、携帯電話端末の統合後のシナジー発現の遅れ、企業のIT投資抑制、製品価格下落と競争激化、為替など。(服部 隆生)
アナリスト見解(アナリスト・インプレッション)も含めたTIWレポート詳細をご覧になりたい方は、弊社レポート提供先までお問い合わせ下さい。http://www.tiw.jp/service/database.html#inside

【提供:TIW

【関連記事】
大阪製鐵(5449) 11/3期の利益見通しを減額したが、4Qの鋼材マージンの見方が保守的
三菱自動車(7211) 新中期計画を発表、新興市場シフトを加速し環境対応を強化
安川電機(6506) 11/3期3Q累計業績はほぼ計画通りだった模様
グリー(3632) Tencentとの業務提供を発表(速報)

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5