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自社株で大金持ち「配当長者番付」
任天堂創業家・山内氏は年200億円ザクザク

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自社所有持株に1株配当金を掛けることで算出される自社株配当金総額――。その恩恵を最も受けるのは、創業オーナー型の経営陣であることはいうまでもない。(バックナンバーはこちら)

自社株配当「長者番付」をチェック

 確定申告による課税所得ベースでの「長者番付」の発表が中止になって久しい。現在、垣間見えるのは、自社株配当金による高額所得者。主な自社株配当長者を見てみよう。

 自社所有持株に1株配当金を掛けることで算出される自社株配当金総額――。その恩恵を最も受けるのは、創業オーナー型の経営陣であることはいうまでもない。「創業者利得」である。

 たとえば、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏は、円換算で年間300~400億円程度の配当を受け取ってきた。国内でいえば、山内溥任天堂相談役や柳井正ファーストリテイリング会長、豊田章一郎トヨタ自動車名誉会長などが、高額配当を受け取ってきた代表格である。

 任天堂の1株当たり配当金は、120円、140円、270円、390円、690円、1260円と年々アップ。08度は1440円に跳ね上がったことで、山内氏の自社株配当金は200億円を突破した。これは同時期、世界トップ級のエアコンメーカー、ダイキン工業の純利益に匹敵する数値だった。

 プライベートカンパニーや資産管理会社、関連財団法人などに所有株を分散する例が多い中で、個人所有を明らかにしている同氏の姿勢は特筆すべきこと。堂々たる歩みといっていいだろう。

 09年度は任天堂の1株配当金が930円にダウンしたため、配当金総額も131億円強と、対前年度比70億円程度の減額になっているが、国内最高水準であったことは疑いない事実。それだけに、ここにきて任天堂の業績が一時期の勢いを失っているのは気になるところだ。山内氏の配当総額の推移は、日本経済の浮沈と連動しているといってもいいだけに、これからも注目したい。

「ユニクロ」柳井氏は配当も急上昇

 世界を代表するトヨタ自動車。同社の1株当たり配当金は、07年度の140円がピーク。昨年度は6年前の水準に下降したことで、名誉会長の豊田章一郎氏の配当総額は5億円程度にダウンした。

 取締役を退任している山内氏や豊田氏とは対照的に、文字通り経営トップとして「ユニクロ」を率いている、柳井正ファーストリング会長兼社長だ。(次ページへ続く)


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