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【証券】明日の戦略

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2011/02/14 16:58

明日の戦略-9カ月半ぶりの高値 あすは中国CPI発表後のマーケットの動きに注目か

 14日の東京市場は大幅反発。日経平均は9カ月半ぶりの高値を更新した。業種別では、その他金融業、鉱業、不動産業、保険業、海運業などが値上り率上位。その一方で、医薬品、倉庫運輸関連、電気・ガス業、ゴム製品、石油石炭などが軟調だった。売買代金上位は、トヨタ、第一生命、三菱UFJ、三井住友、東 芝、みずほなど。
 日経平均は朝方の買い一巡後に伸び悩む場面もあったが、後場中頃から上げ幅を拡大。大引けにかけて一段高となり、高値引けとなった。エジプト大統領の辞任で中東情勢が鎮静化するとの期待感に加え、米国やアジア株高、円安進展などを背景に全面高の様相を呈した。東証1部の値上がり銘柄数は1190(全体の71.2%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。米金融株上昇の流れを受けて、メガバンクなどが堅調だったほか、野村が目標株価を引き上げた第一生命が商いを伴って上昇。また、国際優良株や資源関連など幅広い銘柄に買いが入った。
 日経平均は2月9日につけた直近の戻り高値(10701円)を更新したことで、先高期待が強まったといえよう。昨年4月末以来の高値圏とはいえ、米国株式相場が2年8カ月ぶりの高値圏にあることを勘案すると、依然として出遅れ感が強い。直近2カ月はSQ算出日以降、軟調な展開を余儀なくされたが、いずれも短期的な過熱感が背景にあった。今回は日柄調整を経ての上昇だけに、3度目の正直で上値追いの展開を期待できよう。注意すべきは、中国市場の動向か。あす11時に発表される1月CPIは前年比+5%強の高い伸びが予想されている。旧正月最終日に利上げを実施したが、CPI次第で再び金融引き締め懸念が強まりかねない。なお、市場予想を下回るとの観測報道を手掛かりに、きょうの上海総合指数は大幅高となったが、あすのCPI発表後のマーケットの反応に注目したい。なお、大証ではデリバティブシステムが刷新され、きょうから先物・オプション取引の昼休みは廃止となるも初日ということもあり、様子見ムードが強かった。それだけに、あすの中国CPI発表後に大きく動く可能性もあり注視したい。
 寄り付き前に発表された10-12月期の実質GDPは、年率換算で-1.1%と5期ぶりのマイナス成長となったが、市場予想(-2%程度)を上回る着地。1-3月期は、エコカー補助金終了やたばこ税引き上げに伴う反動減は一巡し、新興国経済や米景気の持ち直しで輸出・生産には持ち直しており、1-3月期はプラスに転じるとみられるだけにポジティブに評価できよう。あすは日銀の金融政策決定会合に注目か。特に大きな政策変更はなさそうだが、一部報道では日銀が従来「一服感がみられる」としてきた景気の総括判断を一歩進める方向で議論するもよう。判断が前進すれば、昨年5月以来(9カ月ぶり)となるため、ポジティブな反応が期待できそうだ。さらに、1月の首都圏マンション販売にも注目したい。12月の首都圏マンション発売戸数は前年同月比40.8%増の7388戸、マンション契約率は78.6%(同+10.0pt)で、好不調の分かれ目とされる70%を12カ月連続で上回るなど、マンション市況の好調が続いている。2011年もその流れが続くかどうか、立ち上がりとなる1月実績が注目されよう。これを受けての、マンション関連および不動案株の動向も注視したい。

提供:株式会社TCフィナンシャルテクノロジーズ



【提供:ひまわり証券



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