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ここまで来たか「預かりサービス」最前線
洋服、老犬、遺体など多様化進む

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2011/02/27 14:30

 貸し倉庫などでオフシーズンのスポーツ用品や洋服を保管する「預かりサービス」。進学や転職を控えたこの時期、不用品の一時保管としてサービスの利用を検討している人もいるだろう。最近では、ただ不要品を預かるだけでなく、自宅のクローゼット感覚で倉庫の中身をネットで閲覧できたり、何らかの事情で飼えなくなったペットを生涯預かるサービスなど、「預かりサービス」の多様化が進んでいる。

 ドレスファイル(東京都足立区)が運営する「ドレスファイル・オンラインクローゼット」は、同社に洋服や靴を送ると、クリーニングをしたうえで、空調を管理したアパレル倉庫に保管してくれる。預けたアイテムはウェブ上の仮想クローゼットで管理され、必要なアイテムの写真を選ぶと、最短で翌日の午前中に受け取ることもできる。また、受取先は自宅の他、職場や出張先のホテに指定することも可能だ。

 一方、ペットの高齢化や飼い主の住環境の変化から、近年は飼えなくなったペットを終生にわたって預かるサービスが増えつつある。ペットホテルの「スマイルポイント」を運営するネクステージ(東京都目黒区)は、都内2店舗で「一生涯預かりサービス」を行っており、サービス内容には朝夕の散歩や月1回のシャンプー・トリミング、病気・ケガの際の獣医師診療などが含まれる。

 自然に囲まれた広大な敷地で、老人ホームならぬ老犬ホームを営む「ペットリゾートカレッジ日光」(栃木県日光市)では、ペットを手放す理由などを伝え、入所審査をパスする必要がある。これらの預かりサービスは、「飼い主が長期で入院しなければならない」「マンションの規則変更でペット禁止になった」などの理由から、断腸の思いで入所を決断する人が少なくないようだ。

 お気に入りの写真を遺影用として生前に保管できるサービスもある。アスカネット(広島市安佐南区)は、生前に撮影した写真を保管し、死後に遺影として提供する「遺影バンク」サービスを2011年2月に開始した。同社によると、大半の遺影は旅行の集合写真などから無理に引きのばした写真が多いことや、デジカメの普及で写真のプリントが減り、パソコンなどから遺影用の写真を探す人が増えていることなどから、今後の利用拡大をにらんでいる。

 さらには、神奈川県横浜市の「ラステル久保山」のように、故人を斎場に送る前に、一時的に遺体を預かる施設もあり、「預かりサービス」は多種多様に変化を遂げている。確かに、便利なサービスもあるが、命あるものを預ける際は、それが最良の選択であるのかを今一度よく考えていただきたいものである。

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