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進化するホームベーカリー
余ったご飯で「米パン」ができる機種も登場

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2011/02/27 10:30

「GOPAN」の登場で、ホームベーカリーブームが始まった。ブームに乗り遅れまいと、メーカー各社が新たな製品の販売を始めた。

 米粒からパンを作ることができる三洋電機のホームベーカリー「GOPAN(ゴパン)」。2010年11月の発売以来、注文が殺到し、予約の受付を中止している。三洋電機は鳥取市内の工場で生産ラインを増設するなどして、4月までに月産2万台体制を構築するなど、予約の再開に向けて動き出している。

 GOPANの人気の秘密は、自宅にある「米粒」から手軽に米パンができること。米パンを焼く場合、洗米した米と水をパンケースに入れ、砂糖、塩、ショートニングを加える。その後、小麦グルテンとドライイーストを自動投入ケースに入れて、ボタンを押すだけ。約4時間後には米パン1斤が焼き上がる。

 GOPANが登場する前から、米パンを焼くことのできるホームベーカリーは存在した。しかし、材料には「米粉」が必要で、「米粒」を使うことはできなかった。そこで三洋電機は、家庭にある米粒からパンができるホームベーカリーの開発を目指し、2003年に「GOPAN開発プロジェクト」を発足させた。

 通常、米粉を作るには大型の粉砕機が使われている。しかし、これと同じことを小さなホームベーカリーの中で実現するのは困難で、開発には手間取った。そこで発想を転換し、米を水につけて柔らかくし、ペースト状にする方法を導入した。これによって誕生したのが、GOPANの「米ペースト製法」だ。

 GOPANの登場でホームベーカリーの人気が増したことから、他メーカーも追随している。象印マホービンは、余ったご飯からもちもちの「ごはんパン」ができるホームベーカリー「パンくらぶ」の販売を始めた。価格はGOPANよりも安く販売されている。

 三洋電機を子会社化したパナソニックも、ライ麦パン、フランスパンをはじめとして、米粉パンやうどん・パスタ生地、もち、あんこもつくることのできるホームベーカリー「SD-BMS102」を販売しており、こちらも人気商品となっている。

 GOPANをきっかけとしたホームベーカリーブームは、当面続くとみられる。メーカー各社は消費者ニーズに応えるため、新たな商品の開発に追われそうだ。

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