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シストレで避けて通れない「EA」とは何か
【シストレ現場その7】

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2011/03/02 10:00

僕のミッションは相場の楽しさが増幅できるようなソフトウェアを作ることであると自分で定めています。(バックナンバーはこちら)

なぜシストレで「EA」が注目されるのか

 今回は、システムトレードをするのに避けて通れない「EA」の話をします。
 EAはExpert Advisorsの略語で、直訳すると「専門家の助言」です。これはもともと自動売買分野で有名なソフトウェアであるメタトレーダーの用語なのですが、ネット上ではEAという語がメタトレーダー自体と同等以上に目立つように思います。

 そこで、EAとは何か、なぜEAがそれほど目立つのか、EAに関して何を気を付けるべきかについて書いてみます。

 EAというのは、売買ロジックを記述した一種のソフトウェアです。
 しかしそれ単独で動くことはできず、何かプラットフォーム(基盤になる別のソフトウェア)の上に乗っかって動くことになります。メタトレーダー用のEAであれば、メタトレーダーの上で動くことになります。他のプラットフォーム(我々の開発しているTacticoもその1つです)では、それぞれ専用の売買ロジック記述方法があり、それぞれのプラットフォームの上で動きます。

 なので、意味的に同一の売買ロジックであっても、異なるプラットフォーム用に作られたEA間に互換性はありません。

 これはゲーム機とゲームソフトの関係に似ています。プレイステーション用のゲームは、プレイステーション本体がなければ動きませんし、他のプラットフォーム(たとえばXBOX)では動きません。なので、店頭では同じ内容のゲームであってもプレイステーション用とXBOX用がそれぞれ別の商品として売られています。

 EAは売買ロジックなので、何かのEAを自作するなりどこかから調達して、メタトレーダーの上で起動すれば自動売買が開始になる、というわけです。

 そこで問題になるのが、「自作するなりどこかから調達」するのをどうするのか、というところです。

 EAはソフトウェアなので、自作するのはほとんどプログラムを書くのと同じスキルが必要になります。なので、それなりの知識と論理的思考能力が必要ですし、何もないところからそれを身に着けるのも時間がかかります。

 僕がこの連載で繰り返し書いているのは、優れたロジックを目指してEAを書き検証する「過程」そのものが知的な作業で面白い、という主張です。しかし、世の中にはそういうことに興味を示さず、「細かいことはいいから儲かるロジックをさっさと教えろよ!」と考える人も多くいます。人間は横着なものです。

 このような人に向けて、当然に「EAを販売する業者」というものが登場します。
 つまり、「このEAを買ってあなたのメタトレーダーにインストールしてください、あとは放っておけば相場で儲かります」という商品ですね。

 ざっと調べたところでは、1回買い切りのタイプで値段は安いもので2万円ほど、高いもので30万円くらいのものまでありました。あるいは、月額5000円で継続的に課金されるタイプや、「専用のPC」がセットで100万円といったものまであるようです。専用のPCというのは、おそらくセットアップ済みのメタトレーダーがインストールされているのだと思います。あとは接続先のFX業者のアカウントとパスワードを入れるだけ、という状態にしてあるのだと推測します。

「簡単に儲かる」は本当か

 じつは類似の商品は世の中にいろいろあり、FXの自動売買なんぞよりはるかに古い歴史を持っています。(次ページへ続く)


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