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売買ルール、検証で痛い目をみないために 
資産グラフ、単利・複利運用の基礎を押さえよう

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2011/03/30 09:00

株システムトレードソフトでの検証時には「単利」の概念の違いに注意

 単利の「元々用意した金額(運用開始金額)を超えて投資しない」という概念はどこでも共通です。しかし、資金が減ったときの扱いは、会社や組織によって違いがあることをご存知ですか?

 この違いは検証結果から実際に運用できるルールかどうか判断するときに絶対に知っておかないといけない、重要なポイントなのです。

違いは以下の2点です。

  1. 損失がでたら自動的に補填して検証を継続する
  2. 損をして運用開始金額を下回った場合でも、損失は補填せずにそのままの状態で検証を継続する

 1.の場合は常に市場投入資金が一定の検証となるので、どの時期から検証しても最大の含み損やドローダウンなどを一定の精度で検証することが可能です。しかし、現実には運用中に損失が続いて資金が運用開始金額を下回るケースというのはよくありますが、損失を補填できるという人は非常に少ないため、現実的な検証結果にはならないというデメリットがあります。

 2.の場合は資金が減ってもそのまま補填無しで運用を続けていきますので、より現実的な検証結果を得ることができます。

 これはどちらが正しいということではなく、単にアプローチの違いです。株システムトレードの検証ソフトを利用する場合は、単利の違いを把握した上で利用しないと、実運用時に大きな落とし穴にはまるので注意してくださいね。

※私の開発しているソフト「イザナミ」ではより現実性を追求するために、2.「損をして運用開始金額を下回った場合でも、損失は補填せずにそのままの状態で検証を継続する」を採用しております。

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著者プロフィール

  • 船越 英和(フナコシ ヒデカズ)

    有限会社ツクヨミ 代表取締役。
    1970年生まれ。ゲームソフトのプログラマー、Windows用パッケージソフト開発、組み込み系エンジニアを経て、2005年に有限会社ツクヨミを設立。 本業のソフトウェア開発経験と、趣味である投資経験を生かし、2008年からシステムトレードソフト イザナミ の販売を開始。 2010年、大手証券会社プログラムトレーディング部門への導入、公立商業高校への投資教材としての納品を実現。
    システムトレードという素晴らしい投資手法を世に広めるために鋭意活動中!

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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