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日中韓でプライベート商品の意識に違い
日本では安さに加えて品質に安定感

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2011/04/10 14:00

 スーパーやコンビニエンスストアなどのプライベートブランド(PB)商品への評価が高まりつつある。これまでの単に安いだけのイメージを脱して、低価格の割には非常に価値があるといった品質面での好印象が強まりつつあるようだ。

 イオンの「トップバリュ」やセブン&アイ・ホールディングスの「セブンプレミアム」などに代表されるPB商品は、対する大企業のナショナルブランド(NB)メーカーの商品よりも低価格である強みを前面に出して、急速に普及してきた。

 例えば、2009年11月にマイボイスコムがインターネット上で実施したPBに関する調査結果によれば、83.6%の回答者が「価格が割安である」ことを評価していたのに対して、その他のメリットとなる「信頼できる」「品質が良い」「安全性に配慮している」といったポイントを挙げた人は、いずれも全体の10%前後にとどまっていた。PBは低価格だが、あまり品質面では評価できないという印象が強かったことがうかがえる。

 だが、最近はこうした傾向にも変化が見られている。今年3月にニールセン・カンパニーが発表した「ニールセングローバルプライベートブランドレポート」によると、「PB商品は値段の割にとても価値がある」と考えている日本人の割合は50%にまで達しており、同社が10年前に実施した調査から比較すると倍近い伸びを見せた。「今後景気が回復してもPB商品を買い続ける」と回答した日本人は96%にも上っている。

 興味深いことに、PB商品への評価の高まりは、世界の他の国々でも同じように観察されているわけではない。先ほどの「PB商品は値段の割にとても価値がある」と考えている人の割合は、日本以外のアジア諸国で36%、中東やアフリカ地域では25%と、依然として低いままだ。

 「品質を重視する場合、PB商品は適切ではない」という回答者が日本以外のアジア諸国では42%。「PB商品はお金があまりない人や有名ブランドは高くて買えない人が買うもの」との認識が日本以外のアジア諸国で43%と、いずれも日本国内とは20ポイント近い差で否定的な評価が上回っている。

 有名ブランドの商品を超えるまでの評価が得られたわけではないが、世界でも異色な傾向として、着実に日本ではPB商品の地位向上が目立ってきている様子がうかがえる。

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