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話題のクック諸島、主要産業は「記念コイン」
人気継続で外貨獲得なるか

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2011/04/23 18:00

ツタンカーメンの黄金のマスクが再現されたプルーフコインが、18万8000円で販売されている。その目的は、外貨の獲得にあった。

 日本政府は3月25日、閣議でクック諸島を国家として承認することを決めた。外務省によると、クック諸島はニュージーランドの北東約3,000キロメートルにあり、15の島々より成る。面積は約237平方キロメートルで鹿児島県徳之島とほぼ同じ広さ。クック諸島の主要産業は、農業・漁業・観光などで、真珠の養殖などが盛んに行われているものの、経済成長率がマイナス0.3%と低迷している。そこで、重要な産業のひとつとして、クック諸島はさまざまな趣向を凝らしたプルーフコインを発行し、外貨の獲得を目指している。

 プルーフコインとは、各国の造幣局が贈答用や記念品向けに、特殊な技法を駆使して発行される貨幣のことで、主に収集家が購入する。昨年は「クック諸島の傑作芸術シリーズ」の「モナリザ」「ウィトルウィウス的人体図」が発行され、早期のうちに完売したという。また、クック諸島は日本向けに「2011年公式記念貨幣 福うさぎ 金貨(14万8000円)」「2011年公式記念貨幣 福うさぎ 銀貨(5万9800円)」を製造し、現在も販売している。

 また4月15日からは、ツタンカーメンの黄金のマスクをモチーフにしたプルーフコイン「ツタンカーメン・黄金のマスク 20ドルカラー銀貨」の国内予約販売も始まった。このプルーフコインは、「ツタンカーメンの黄金のマスク」がシリアルナンバー入りの品位.999金プレートに再現され、直径が55ミリの銀貨中央にはめ込まれている。

 販売元の泰星コインによると、今回発行されるのは、「クック諸島の傑作芸術シリーズ」のひとつで、このシリーズのコインは、世界中で高い人気を誇っているという。今回は全世界で999枚発行されるが、そのうち日本には15枚しか入荷しない。価格は18万8000円で、早期の売り切れが予想されている。

 日本でもオリンピック東京大会の1000円銀貨は、1枚あたりの製造コストが約400円で、差額がオリンピック開催の資金源のひとつとなった。また昭和天皇御在位60年記念10万円金貨は製造コストが約4万円だったことから、数千億円が国庫に入った。小国が熱心にプルーフコインを販売する理由がうなずける。

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