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トラブルで認知度アップ?
クーポン共同購入サイト、二強時代へ突入か

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2011/04/24 16:00

一時期トラブルが報じられたクーポン共同購入サイト。サイトの認知度と利用は大いに高まり、消費者による選別の目も厳しさを増しつつある。

 決められた期限内に利用者がクーポンを共同購入することで、大幅な割引価格にてお得なサービスを受けられるクーポン共同購入サイトの人気が高まっている。

 サーベイリサーチセンターが、主要クーポンサイトでの購入経験者1000名を対象に3月上旬に実施したアンケート調査によれば、クーポン購入時は「割引価格の魅力度に注目して選んでいる」との回答者が全体の8割を超えた。登録サイトを選ぶ時には「どれほど豊富なクーポンが取り扱われているか」「サイトの知名度や信頼度はどうか」などを考慮していると答えた人が、いずれも全体の約4割を占める結果となった。

 また、いざ消費者から選ばれることに成功すれば、その利用度は非常に高いことも明らかになった。「登録したクーポン共同購入サイトを毎週必ず1度はチェックしている」という人が約8割に上ったほか、「週6日ないしは7日という頻度で、ほぼ毎日チェックしている」と答えた人の割合も全体の33.2%にまで達している。

 しかし、急成長を遂げると同時に、一部のクーポンは購入したのに使用できない、表示されていた内容とサービスが異なる、購入した商品が届かないなどの各種トラブルも報じられた。今年に入ってからは、グルーポン・ジャパンの運営する「グルーポン」から半額で購入したおせち料理に、サンプル写真と異なる内容で遅れて届いたなどの苦情が殺到する問題が大きく取り上げられた。

 興味深いことに、medibaがインターネット上で20~59歳の男女を対象に実施した定期調査では、一連の報道で問題も露呈したグルーポンの認知度が増加したことが明らかになっている。パソコン版のクーポンサイト利用者全体に占めるグルーポン登録ユーザーの割合は、2010年10月の47.7%から2011年2月には85.2%へと急上昇。同じく携帯版のグルーポン登録ユーザーの割合も、2010年10月の56.7%から2011年2月は72.3%へと伸びている。

 一方、この期間にグルーポンをはるかに超える伸び率で成長したのは、リクルートが運営する「ポンパレ」だ。パソコン版の登録ユーザーは4.5%から68.9%へ、携帯版の登録ユーザーは3.5%から64.2%へと、クーポンサイト利用者の間で驚異的な支持を新規に獲得して大幅な増加を見せている。サイトの運営企業の知名度や信頼度が好感を呼んでもいるようだ。

 同調査では、他にも複数のクーポン共同購入サイトを対象に含めつつ、登録ユーザーの割合を調査しているが、グルーポンとポンパレを除くと、いずれもクーポンサイト利用者全体の10%前後しか登録ユーザーを集められていない。現時点では他を大きく引き離すグルーポンとポンパレが2強を争う様相を呈している。

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