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加圧スパッツ、健康上のトラブル相次ぐ
国民生活センターが注意喚起

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2011/05/06 14:00

 独立行政法人国民生活センターは14日、「加圧を利用したスパッツの使い方に注意!」という報告書を発表した。

 近年、衣服を着用した時に体に加わる圧力を利用し、「脚スッキリ」や「筋肉のサポートを高め、疲労感を軽減」など、脚の引き締めや運動効率の向上などの効果をうたった下半身用の衣類が、市場で多く見受けられるようになった。

 加圧式のスパッツを着用した人々から寄せられた苦情として、「商品を履いて1日中草むしりをしたところ、腓骨神経麻痺となった。症状が出た翌日から1ヵ月通院し、注射や低周波治療を受けたが、半年経っても足首に力が入らない」「テレビショッピングで商品を購入した。自分の普段着用しているサイズを注文したが合わない」「『やせる、筋肉が強くなる』という商品を購入し、1日履いてみたが、きつくて脚がつったり吐き気がしてきたので着用を止めた」などが紹介されている。

 同センターでは、加圧を利用したスパッツについて、姿勢による衣服圧の変化や注意表示などの調査を行い、商品の使い方について消費者に情報を提供することとした。

 テスト対象銘柄は、通信販売で購入できる「加圧」「着圧」の女性用スパッツ10銘柄。また、一般医療機器として認可されている弾性ストッキング3銘柄を参考品として加えた。価格帯は1350円~1万3650円。

 同センターは、加圧を利用したスパッツは、部位によって医療用の弾性ストッキングと同等以上の衣服圧のものがあり、特に「しゃがむ」姿勢をしたときに膝やふくらはぎの衣服圧が高くなり、加圧を利用したスパッツを着用することで静脈血が停滞しやすくなる可能性があると指摘。同じ姿勢を続けない等、使い方への注意を呼び掛けている。

 また、自分の身体寸法を正しく把握し、サイズが適正なものを選ぶことが大切だという。通信販売等では、商品を確認することが難しいため、購入の際には慎重に対応することを勧めている。また着用時には、他の加圧製品(ハイソックスなど)との重ね履きや、まくれ上がり等使い方に注意するよう、消費者にアドバイスしている。

 販売業界や製造者に対しては、消費者に使用上の注意を促し、体に合ったサイズを選択しやすくなるよう、注意表示やサイズ表示等に工夫を要望している。大手製造・販売メーカー各社は、これに対応していく意向を表明している。

 注意点をよく踏まえ、正しい着用や使用方法の知識を得ることが、健康促進やダイエットなどの効果へとつながる。しっかりと確認してから、購入・使用することが必要だろう。

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