MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

富士通(6702) 11/3期着地は震災影響除けば想定内。12/3期見通しの公表は見送られた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2011/05/11 15:00

<株価は当面上値の重い展開を予想>
現在の株価には指標面から割高感は見られないが、株価浮揚のドライバー不在の中、当面上値の重い展開を予想。海外では不採算案件の発生により悪化した収益の建て直しを確認する必要がある。一方、国内で顧客側のIT投資の震災以降の回復状況のより見えてくる今夏から秋頃にかけて、評価見直しのタイミングの到来する可能性があるとTIWでは見ている。
<11/3期は震災影響を除けばほぼ計画線>
11/3期は前の期比3%減収、40%営業増益。震災による営業損益へのマイナス影響は約130億円で、これを除けば概ね計画線の着地。12/3期については部品調達などで不確定要素が強いため通期予想の公表を見送った。概況をつかみ次第6月の早い時期に見通しを示したいとしている。後半は復興需要も見込まれるものの、前半は特にサービス、カーナビ、半導体などで厳しい状況が想定され、TIWでは暫定的に若干の増収営業増益を予想する。国内IT投資の動向を見極めたい。
<国内IT投資の回復ペースを見極めたい>
足元では部材の調達が最大の課題で、中でも半導体が不確定要素としている。官公庁や地域向けサービスも現在は厳しいが、今後のIT投資の回復ペースがどうなるかが12/3期業績を見る上で重要なポイントとなるだろう。会社側ではデータセンターなどの需要が足元で強いとしているが、今後実際に受注・収益に結びつくかどうか見極める必要があると考える。(服部 隆生)
アナリスト見解(アナリスト・インプレッション)も含めたTIWレポート詳細をご覧になりたい方は、弊社レポート提供先までお問い合わせ下さい。http://www.tiw.jp/service/database.html#inside

【提供:TIW

【関連記事】
京セラ(6971) 堅調な部品需要から12/3期も増収営業増益基調が持続する見通し
大阪製鐵(5449) 13/3期以降の業績回復期待できるが、利益水準は依然低い
デンソー(6902) トヨタグループ外向けが堅調、大震災影響一巡後は急回復を見込む
豊田自動織機(6201) 主力コンプレッサーと産業車両への大震災影響は比較的軽微と予想される

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2022 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5